「わたし」あるいは「僕・俺」という人間を決めるのは、形作るのは何でしょうか。
それは、親や社会で出会う人が投げかけてきた言葉や態度によって影響されているでしょうか。
でも考えてみると、「私」が誰なのかを規定し、決めているのは「私自身」なのです。
ごくごく小さい物質を研究している量子物理学では、小さい量子は観察者が観察を始めた途端に、一定の規則的な動きを始めることが知られています。つまり、誰かが「意識」したことで、その「意識」(それ自体が電気エネルギーである)が量子に働きかけ、実際に現実の動きを作り出すということなのです。意識こそ、現実、あるいは物質を作り出すということが、さまざまな分野で実証されつつあります。
だから、「私」「自分」を形作るのは、自分の意識そのものであり、自分が心に抱くこと、無意識に抱く感情が私を作ります。
その私は、不安にさいなまれやすく、たくさんの「自分にできないこと」を決めつけていきます。それは、人間の脳の構造が、放っておくとどんどん悪い方向へと考えを進めるようにできてしまっているからです。「最悪のシナリオ」をいつも考えておかないと、いつ自分の生命の危険に陥るかわからない、そんな過酷な環境を長いこと生き延びてきたDNAに刻み込まれた本能がそうさせるのです。でも、現代社会に生きる私たちは、科学と文明の力で守られていて、サバンナで無防備にに暮らしているわけではありません。だから、「危険・不安」思考に走る本能を調整する必要があるのです。
人間の文明社会は、その人間の不安・ネガティブ思考の集合版と考えればいいでしょう。例えば、インターネットも、人々の不安や恐怖が可視化された部分であることが多いのです。無意識に検索エンジンが出すことを辿っていったり、無意識にポータルサイトのニュースをどんどん読むことで、あなたの不安の思考回路が検索エンジンに記憶され、クラウドにセーブされ、どんどんあなたの不安を煽る記事が表示されます。現在、アメリカで某SNSが問題になっているように、なんのコントロールもされないインターネットは、制御の聞かない「無意識」の暴走とまったく同じ動きをします。映画マトリックスファンならお分かりかと思いますが、その暴走するネガティブな思考・感情パターンは、「エージェント」そのものなのです。
能力や、体型や、収入や、さまざまなことに関して、小さい時から「苦手なこと」をちょっとずつ増やしてきてはいませんか?でも、もしかして、そうじゃないかも?と思うことはありませんか?実はそうじゃないかも、実は私はこれもできて、あれもできる、と思うことで、実はできたりすることってあるんですよ。私は、生まれてこの方泳ぎが苦手だと思い込んでいました。ほぼ金槌だと。それは、なんとなく学校の体育が苦手という意識から生まれて、それが元で学校でいじめられたり、肩身の狭い思いをすることが多く、そういう体験が続いていくと、自分は運動ができないんだと思い込んでしまうのです。だから、泳ぎも、できないんだと思っていました。ところが、大人になって、数年前、ホテルのプールで、泳いでいたんです。泳げないけれど、水の中はとても好きだったので。そんなとき、ある瞬間気が付いたんです。私、泳いでる、泳げていると。一番苦手だった平泳ぎで、何往復もして、いつまでも泳ぎ続けられるような感じでした。そして、3キロくらい続けて泳いで、やっととまった時に見上げると、プールのスタッフが「すごいお上手ですね、ずいぶん距離泳げるんですね~」と感心して私のことを褒めたんです。いろんなことにびっくりした瞬間でした。そして、そのスタッフの方に、
「実は私今まで25メートル平泳ぎ泳げたことないんです、、、なんか急に泳げちゃって」と言いました。
そうしたら、そのスタッフの方、全然びっくりしてなくって、こうおっしゃいました;
「あ、そうなんですね。そういう方いますよ。なんかどこかの緊張とか、無駄なところに入っている力が、何かのきっかけで突然抜けるってことがあるんですよね。そうすると、突然泳げなかった人が泳げる様になることって、あるんですよ。すごく小さなことだったりするんですよ。生活の中の何かのきっかけだったり、心理的な何かの時もありますし。とにかくすごく気持ちよさそうに泳げているからよかったですね!」
と言われたんです。そのとき、きっと何らかの私の中のこだわり、わだかまり、思い込みが、私を泳げなくする栓みたいになっていたんだろうな、と思いました。
確かに、泳げない泳げないと思ってやっている平泳ぎは、身体中が重いし、呼吸も辛いし、全身がもがいている感じ。その時泳げたときの平泳ぎは、何がどうなっているのか自分でもよくわからないんだけど、とにかくスムーズに全身がつながって、連動して、動けている感じなんです。
だから、あなたが思っている「できない」とか、自分は「こういう人間だ」というネガティブな思い込みは、実はただの思い込みに過ぎないことが多いのです。というよりも、全ての決めつけは決めつけでしかないのです。「できる」と思った瞬間できる様になるのです。
あなたは、今、何かに行き詰まったように感じているでしょうか?
その不安がなんなのかは、はっきりとは言えないけれど、漠然とした不安や悲しさ、寂しさを感じていますか?でも、本当に、あなたは行き詰まっているのでしょうか?実は、あなたに今一番必要なのは、不必要な不安や恐怖、それらに基づいた「決めつけ」を解き放つこと、解消することです。
なぜって、「思考」「考え」「気持ち」は実際に「物質化」し、現実を作り出すからです。
ストレス状態や、ネガティブな思考を継続して抱いている時と、安定して、幸せな状態、あるいは瞑想状態にあって「より大きなもの」を体験している人の「脳波」の研究では、脳波が大きく異なることがわかっています。
ストレス状態にあると、ベータ波という周波数が支配的になります。ベータ波は、ストレスホルモンを分泌させ、血管や心臓などの臓器に負担を与えます。その状態が続くと、癌などの病気にかかりやすくなるとされています。一方、
安心して幸せな気持ちを抱いていると、シータ波とデルタ波が増え、さらに瞑想などを通じてより大きなものと繋がっているような状態にある人の脳にはアルファ波が生まれます。
これらの脳波は、体の細胞一つ一つに大きな影響を与えます。なぜなら、細胞から分子へと、小さいレベルになっていけばいくほど、いわゆる純粋な「エネルギー」に近い状態となり、エネルギーそのものである「脳波」、つまり脳が発する電気信号に大きく左右されるからです。
アルファ波、シータ波、デルタ波は、幸せ物質とされるドーパミン、セロトニン、オキシトシンを分泌させます。これらの脳波は、「スピリチュアル」な脳波とも言われ、深い瞑想にある時に強く出ると言われています。でも、別に禅僧である必要はなくて、他者への思いやりを強く抱いたり、愛を持って行動できている時にもこういった脳波が出るとされています。
うつ状態にある人は、大脳皮質が薄くなる症状が見られることが知られていますが、多数の患者が参加した実験において、より大きな存在を感じること、自分の力を超えた何かを意識することで、この大脳皮質の厚みが回復することもわかっています。不安を感じてる時に出される脳波のベータ波の状態が続くことも、この大脳皮質の薄さと関係があると言われています。それは、アルファ波~シータ波という、「スピリチュアル」な脳波を出す状態に持っていくことができれば、自己免疫力はアップし、細胞の修復能力が回復し、癒されていきます。
ストレス状態、ネガティブな考え方に支配されているときの脳波は瞬時に身体中に伝達され、体を「身を守る」モードに転換するとされています。もともと小さな哺乳類だった私たちの祖先が作り出した仕組みです。「恐怖・不安」を抱いたときに、自分の能力を限定して、危険な状態で「生き残る」ことを最大限優先させようとする体の仕組みを発動させます。例えば、背側迷走神経が(副交感神経の一種)が作動すると、いわゆる仮死状態になったり(注射の時に突然気絶してしまうのはこれの一種ですね)、使える脳の領域を限定するー例えば記憶を司る「海馬」が働かない様になったりします。だからこそ、常にストレス状態にある子供は、学習が遅れがちになってしまうのです。
常に「今・ここ」にない不安に苛まれて、放っておくと勝手にどんどんネガティブな妄想を膨らませるマインドの好き放題にさせておくと、いつの間にかたくさんのストレスホルモンが発せられ、脳は硬直し、使える部分もどんどん限定され、体全体の調和が崩れます。つまり、「意識」が物質、現実を作り出すのです。
だから、今すぐにでも楽しいこと、幸せなことを妄想してください。
そうして、深い呼吸をしてください。
あなたは愛されています。あなたにできないことはありません。あなたが自分自身を信じてあげれば、なんだって可能なのです。今、超高速で地球、社会、宇宙が変化していっています。
宇宙は、地球を助けたいと思っています。たくさんの高次元の良いエネルギーが地球に届いています。
たくさんの人が、より大きな何かに目覚めつつあります。あなたが感じたその不思議な感じ、今までとは違う何かは、気のせいではないですよ。いろんなことがどんどんと良い方向に向かっていきます。以下は主語を「私」にして読んでみてください。
。。。
私を含め、たくさんの人が、心の傷を癒し、再び宇宙と、人と、自分自身とつながっていることを再び思い出し、絆を実感します。そうすることで、私はどんどん幸せになっていきます。私たちは皆、今ここにいるだけで、というより、今、ここにいることこそ、幸せなのです。
私は、大丈夫です。私は、貴重な存在です。私は世界にたった一人の、かけがえのない、才能と美と愛にあふれた魂です。私はは、やることがあってこの時代に、この星に生まれたのです。まだ見つかっていなくても、それが何かは、私はどこかでわかっています。その何か見つけ出し、よりはっきりとさせていく、完璧なタイミングがやってきたのです。
たくさんの天使や高次元の存在、あるいは宇宙の法則が、私にの日々にシンクロニシティを起こし、私が私に与えられた使命を果たすことができるように、頑張って働いてくれています。今まさに、完璧な私の未来は用意されつつあるのです。あとは、私が、ハートを直感の受信アンテナとして、また、発信源として、本当に魂と心が感じること、喜ぶことをガイドに、進むだけです。
私は今夜、深呼吸をして、ひろく、美しい宇宙と星々に思いを馳せ、深くリラックスした状態で眠りに落ち、寝ている間は、アルファ波とデルタ波が発生し、深い癒しを私にもたらします。皮膚の細胞は活性化され、寝ている間に若返り、明日朝起きた起きはもちもちになっています。身体中の毒素は排出され、血糖値はさがり、臓器は休み、癒されます。そして、良い状態になった私の体の全ての細胞が、良い波動を発し、良い出会いや出来事、偶然を引き寄せます。
。。。
それは、今、起きているのです。
奇跡は、起きるのです。奇跡は、起きるためにあるのです。それは、「想う」だけで起こるのです。だから、いますぐ、あなたにとって一番の奇跡を思い浮かべて、幸せになってください。その時点で、奇跡は現実となる第一歩を踏み始めます。
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