「引き寄せの法則」は、少し前まではスピリチュアルや自己啓発の世界だけで語られるテーマだった。しかし近年、量子物理学や意識研究では、「意識とは何か」という問いそのものが真剣に議論され始めている。
17年間クンダリーニと向き合ってきた私にとって、量子物理学や意識研究の最新の潮流は、自分の体験をより深く、そして論理的に理解するための枠組みを与えてくれるものだった。
引き寄せについても、クンダリーニについても、本を読み、ヨガやチベット仏教を学び、量子論や意識研究にも触れてきた。アインシュタインは量子もつれを「不気味な遠隔作用(spooky
action at a distance)」と呼び、受け入れなかった。でもその現象は実験で実証され、2022年にノーベル物理学賞を受賞した。「感じる」「注意を向ける」だけで量子レベルのエネルギーをActivateする、現実に変化を起こすということを理解したからこそ、なるべく「考え方」はネガティブにならないように気を遣ってきたつもりだ。
それでも、私の精神状態は相変わらず闘争・逃走本能に支配され、不安やストレスはなくならなかった。
頭では「Peaceな状態でいることが大切だ」と理解しているのに、現実の私はそうなれていなかった。最近になって、文字通り「体をもって」分かったことがある。
足りなかったのは知識ではなく、身体だった、ということ。
頭は理解していても、身体は理解していない。正確に言えば、身体はリラックスした状態になっていない。神経系は緊張したまま、細胞はサバイバルモードから抜け出せず、コルチゾールなどのストレスホルモンが分泌され続ける。その結果、身体そのものが「ストレス状態」にあり、結果として、細胞全体を通してストレスという周波数を発し続ける。
引き寄せの法則で言うならば、私はストレスという周波数を宇宙に発信し続けていたことになる。そして、引き寄せの法則に則れば、ストレスを感じていれば、「ストレスよなくなれ」と頭の中で唱え続けても、同じ周波数を引き寄せてしまうのだから、むしろストレスを生むような状況を常に引き寄せ続けていることになってしまう。
では、なぜ私は長年そのことを理解していながら、「体現」できなかったのだろう。
その最後のピースを埋めてくれたのは、一人のアメリカ人自己啓発コーチのYouTubeだった。もちろん、それを理解できたのは、私自身にとってそのタイミングが来ていたからでもあるだろう。
でも、もう一つ大きかったのは、David Bayerというコーチの説明が驚くほどシンプルだったことだ。彼は、人間には二つの状態しかないと言う。
Powered
State。
そして、Primal State。
Powered
Stateとは、本来の力を発揮できる状態。
Primal
Stateとは、闘争・逃走本能に支配されたサバイバルモードである。
そして、Powered Stateで過ごす時間が長くなるほど、身体は変わる。
身体が変われば、身体が発する周波数も変わる。その結果として、現実も変わり始める。
私にとって重要だったのは、考えたって無駄だ、問題は
「体がどういう状態にあるか」
ということに重き置くべきなのだ、というある意味、今となっては当然といえば当然のことをはっきりと理解できたこと。
この一言で、17年間どうしても埋まらなかった最後のピースが、ようやく一つにつながった。では、身体はどうすれば変わるのか。その答えは「コア」にある。
次回は、その話。

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