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1月, 2025の投稿を表示しています

量子もつれ:宇宙をつなぐ不思議な力と引き寄せの法則の真実

  量子もつれ 一見難解なこの言葉は、現代物理学だけでなく、スピリチュアルな世界観とも結びついています。アインシュタインが「不気味な遠隔作用」と呼び、科学者たちの間で長年議論の的となったこの現象が、いまや宇宙や私たちの意識についての新しい洞察をもたらそうとしています。 量子もつれの基本:アインシュタインのジレンマ 量子もつれとは、2つ以上の粒子が、距離や時間を超えて瞬時に情報を共有する現象を指します。アインシュタイン自身はこの現象の存在に懐疑的で、「神はサイコロを振らない」と語り、ランダム性や非局所性(目の前にあるものが、実はそこにないかもしれないという可能性)を否定しました。しかし、2022年にノーベル物理学賞を受賞した研究者たちによって、量子もつれが実在することが科学的に証明されました。 この現象は、現代のテクノロジーにも大きな影響を及ぼしています。例えば、量子コンピューターや量子暗号技術など、情報処理の次世代技術に応用されつつあります。 年末のNH Kスペシャルでは、この量子もつれを取り扱いました。この難解な概念を誰にでもわかるような形で映像により表現し、かつ固定観念を打ち破る、素晴らしい特集でした。そしてそのナレーションは、その声に不思議なバイブレーション(量子的な、と言えるかも)を持つと言われている宇多田ヒカルさんなのも素敵でした。 量子もつれとスピリチュアルな引き寄せの法則 量子もつれの理論が示すのは、「宇宙全体が目に見えない力でつながっている」という事実です。スピリチュアルな世界で語られる「引き寄せの法則」との共通点も明らかです。引き寄せの法則とは、自分の思考や感情が、周囲の現実を形作る力を持つという考え方。量子もつれの「距離を超えた瞬時のつながり」は、この引き寄せの法則を物理的に裏付けるものかもしれません。 デヴィッド・ボーム:タブーに挑んだ物理学者 物理学者デヴィッド・ボームは、量子もつれを探求した先駆者の一人です。彼は、量子もつれが宇宙の根本原理であると信じました。しかし、その理論は当時の科学界に受け入れられず、ボームは大学を追放されることに。その後、ボームはダライ・ラマや超能力者ユリ・ゲラーとも交流し、スピリチュアルな視点から量子もつれを再考しました。その様子を、悲しいこと、と見る人もいますが私はそれは必然であり、ボ...

2024年12月からの人類の革命的サイクル:著名占星術家 バーバラ・ハンド・クラウが語る未来

時々チェックしているGenZスピリチュアルVloggerのエミリオ・オルティスさんのVlogに、 世界的な占星術師バーバラ・ハンド・クラウがゲスト出演していて、やはり彼女も2024年12月に革命的サイクルが新たに始まるとおっしゃっていて、非常に面白いので、その内容に触れつつご紹介します。バーバラさんは、この変化は単なる星の動き以上のもので、人類全体に深い影響を与えると語っています。 新しいサイクルの幕開け:冥王星が再び水瓶座へ 2024年12月、冥王星が水瓶座に再び入ります。こちらはこのブログでも何度もお伝えしていることですが、冥王星の水瓶座の滞在は、今後数十年にわたって続くため、この天体の動きは、社会的な進化や意識の大きな変革をもたらすと言われています。バーバラによると、次のような重要な変化をもたらすと予想されています: 個人と集団の関係の再定義 古い権力構造が崩壊し、人々がより自由で協力的な社会を求めるようになります。 テクノロジーと意識の融合 AIや量子技術などがさらに進化し、それがスピリチュアルな気づきと結びつくことで、新しい形の社会が生まれます。 宇宙からのエネルギーと人類の意識進化 バーバラは、星の動きがエネルギー的に私たちに影響を与えると説明します。このサイクルでは、人々が以下のような変化を経験するでしょう: スピリチュアルな目覚め 多くの人が内なる真実に気づき、心と精神のバランスを取り戻す。 古い価値観からの脱却 お金や権力に依存する生き方から、より調和的な社会を目指す生き方へシフトする。 地球と宇宙のつながりを再発見する時代 バーバラは、「人類は宇宙の一部として地球とのつながりを再び認識する」と述べています。これにより、エコロジーや持続可能性がさらに注目されるでしょう。2024年以降の世界では、次のような価値観が重要になります: 調和の取れた生き方 自然環境との共存と、持続可能な技術開発。 新しいリーダーシップ 自己中心的なリーダーから、全体の利益を考えるリーダーへの移行。 あなたができること この変革の時代に備えるために、バーバラは以下を提案しています: 自己成長に時間をかける 瞑想や自己探求を通じて内なる声を聞く。 地域コミュニティを強化する 地...

2025年 これからの世界はどうなる(2)二極化する世界の行く末を占う、風の世界と土の世界へ

  二極化する世界の行く末を占う、風の世界と土の世界へ 2024に起きた出来事と、2025年は、これからの世界を形作る重要な転換点となるでしょう。スピリチュアルな視点を交えつつ、この二極化する世界の行く末を占います(この記事は飽くまで私がチャネリングを活用して書いたものです)。 アメリカの二極化とその影響 トランプ氏の再選によるアメリカの未来について、多くの人が「国力の弱体化」を予測していますが、私は少し異なる見方を持っています。短期的には、アメリカは現状維持が続くと考えています。一方で、国内では貧富の格差がさらに拡大し、社会的な分断が進行します。では話が違うではないか、と言うことで、トランプ支持だった貧困層がトランプ氏を見限るかというと、そうはならないでしょう。 なぜなら、トランプ政権は貧困層を支援するため、空前絶後の財政出動を行うからです。しかし、その財源は「超富裕層」ではなく、「中間富裕層」がターゲットにされます。具体的には、年収30万~50万ドル(日本で言えば1500万~5000万円)の高給取りサラリーマン層が標的となり、新たな税制が導入されると予測されます。 これにより、エリート層、特にAIやテクノロジー分野の人材が国外へ流出し始めます。マスク氏などは、彼らの流出を防ぐため、あの手この手で引き留めようとします(例えば、IT人材に特化した税の免除など)が、人を引き止めるのは「価値観」や「文化」でもあり、一定の流出は不可避でしょう。この「頭脳流出」は、10年単位でアメリカの国力を弱体化させるでしょう。一方で、トランプの次期大統領候補としてエロン・マスクが浮上する可能性もあり、アメリカの政治はますますポピュリズム色を強めると見られます。 過去30年の間に幾何級数的に広がってしまったアメリカ合衆国の貧富の格差は、もはや修正が効かないところに来てしまっています。今更フランスや日本のような、急な累進課税制度で社会保障が行き渡ることによって富の配分を重視してきた社会にあるような、国民全体における教育水準に、貧困層を底上げることは不可能に近いのではないでしょうか。 このため、一部の富裕層と、覇権主義的な世界を逃れてやってきたエンジニアや技術者、クリエイターたちが、両コーストに居住し、継続して世界をリードする水準のコンテンツやイノベーションを生み出すこと...

2025年、民主主義の岐路と多極化の未来:フランシス・フクヤマの視点から考える

あけましておめでとうございます 新しい年が始まり、2025年を迎えました。 2024年後半には、世界を揺るがす出来事が立て続けに起こりました。トランプ氏の再選、韓国の大統領弾劾、シリアのアサド政権の崩壊など。大きな変化が加速しているのを誰もが感じているのではないでしょうか。 これからの世界はどうなるのでしょうか?そして、5年後、10年後の未来はどのように変わっているのでしょう? 今回は、日系アメリカ人の政治哲学者、フランシス・フクヤマ氏の視点を通じて、この問いに向き合ってみたいと思います。 フランシス・フクヤマと「歴史の終わり」 フクヤマ氏は冷戦終了時に発表した著書『歴史の終わり』で世界的に注目されました。彼の主張は、東西冷戦の二項対立が終わり、自由民主主義が最終的なイデオロギーとして勝利を収めたというものでした。しかし、その後の9.11テロや新たな地政学的対立の台頭により、「歴史は終わっていない」という批判も多く寄せられました(とはいえフクヤマ氏の言う歴史とはヘーゲル学派の歴史なので、そういった批判は当てはまらないともいえます)。 2024年、彼は日経新聞の特集「逆転の世界」で、現在の世界情勢について語っています。そのインタビューの中で、フクヤマ氏は特に「多極化」と「民主主義の後退期」という2つのトピックに焦点を当てており、これらが私たちの未来にどのような影響を及ぼすのかを考える上で重要な視点を提供しています。 多極化の時代は「良いこと」なのか? フクヤマ氏は、ベルリンの壁崩壊から2008年の金融危機までを「アメリカの過剰な優位性」の時期としています。この期間、アメリカは政治・経済・軍事・文化のすべての面で圧倒的な力を持っていましたが、それが「不健全」だったと指摘します。そして、金融危機以降、グローバルサウス(発展途上国)が力をつけ、多極化が進んでいる現状を「良いことだ」と述べています。 確かに、力が一極に集中するよりも、多様な主体が力を持つ方が、よりバランスが取れた世界を実現できるかもしれません。今の混沌からすると想像しづらいかもしれませんが、たとえ混沌を経ようとも、一旦は一極集中であったものが壊れないと、より多くの声を反映するシステムには移行できないのは確実です。なので、この多極化の流れは、国際協調や地域間の対話を促進する可能性を秘めてもい...