二極化する世界の行く末を占う、風の世界と土の世界へ
2024に起きた出来事と、2025年は、これからの世界を形作る重要な転換点となるでしょう。スピリチュアルな視点を交えつつ、この二極化する世界の行く末を占います(この記事は飽くまで私がチャネリングを活用して書いたものです)。
アメリカの二極化とその影響
トランプ氏の再選によるアメリカの未来について、多くの人が「国力の弱体化」を予測していますが、私は少し異なる見方を持っています。短期的には、アメリカは現状維持が続くと考えています。一方で、国内では貧富の格差がさらに拡大し、社会的な分断が進行します。では話が違うではないか、と言うことで、トランプ支持だった貧困層がトランプ氏を見限るかというと、そうはならないでしょう。
なぜなら、トランプ政権は貧困層を支援するため、空前絶後の財政出動を行うからです。しかし、その財源は「超富裕層」ではなく、「中間富裕層」がターゲットにされます。具体的には、年収30万~50万ドル(日本で言えば1500万~5000万円)の高給取りサラリーマン層が標的となり、新たな税制が導入されると予測されます。
これにより、エリート層、特にAIやテクノロジー分野の人材が国外へ流出し始めます。マスク氏などは、彼らの流出を防ぐため、あの手この手で引き留めようとします(例えば、IT人材に特化した税の免除など)が、人を引き止めるのは「価値観」や「文化」でもあり、一定の流出は不可避でしょう。この「頭脳流出」は、10年単位でアメリカの国力を弱体化させるでしょう。一方で、トランプの次期大統領候補としてエロン・マスクが浮上する可能性もあり、アメリカの政治はますますポピュリズム色を強めると見られます。
過去30年の間に幾何級数的に広がってしまったアメリカ合衆国の貧富の格差は、もはや修正が効かないところに来てしまっています。今更フランスや日本のような、急な累進課税制度で社会保障が行き渡ることによって富の配分を重視してきた社会にあるような、国民全体における教育水準に、貧困層を底上げることは不可能に近いのではないでしょうか。
このため、一部の富裕層と、覇権主義的な世界を逃れてやってきたエンジニアや技術者、クリエイターたちが、両コーストに居住し、継続して世界をリードする水準のコンテンツやイノベーションを生み出すことで、一定の経済規模を維持することはできるでしょう。しかし次第に、AIの進歩によって、本当にクリエイティブでオリジナルな発想をできる人材を多く引き寄せた国こそが、大きなイノベーションを起こすという時代になっていくことで、そういった本当の人財を引き寄せることができなければ、アメリカは衰退を辿らざるを得ないでしょう。社会が安定と治安を欠いている地域には、本当の豊かさは育ちません。
世界各地の動向:二極化する未来
今後10年の間に、各地域の明暗が鮮明になります。
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北米
アメリカは短期的には現状維持、長期的には頭脳流出により弱体化します。一方、カナダはアメリカから流入する高スキル人材を受け入れ、存在感を高めるでしょう。 -
中南米
気候変動の影響で経済的困難が増加し、成長の停滞が続くと見られます。その不満や不安を吸い上げるように、独裁者や権威主義的な指導者が多く生まれ、状況をさらに悪化させるでしょう。 -
ヨーロッパ
西欧は民主主義と統制された資本主義の力で安定を維持し、さらなる成長を遂げるでしょう。東欧やロシアは経済の停滞と腐敗が進み、衰退の一途をたどります。 -
中東
中東は対立が激化し、混乱が続きます。 アフリカ
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アジア
インドは人口と技術革新を武器に成長を続けます。 中国
- E V産業が当面経済を支えます。しかし、内需の不調は将来への不安に起因し、本当の経済の底上げには繋がらないでしょう。ただ、すでに中国を離れる人は離れてしまっているので、次第に人の流出は収まり始めるでしょう。風の世界は、中国の消費者に依存しすぎない体制を徐々に築き上げることによって、中国依存度を減らしていくでしょう。ヨーロッパと日本の自動車各社が、業界再編によって、さらには技術に追いつくことによって、EVとその先にある技術の車を開発することによって、次第に再再編が起こるでしょう。風の世界と中国は、付かず離れずの距離感となり中国は、より土の世界が色濃い世界との緩衝材のように機能するでしょう。
「風の世界」と「土の世界」への分岐
世界の二極化は、単なる経済的な差異だけでなく、価値観や社会システムにも影響を与えます。
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風の世界
創造性と情報が力の源泉となり、民主主義と自由が基盤の社会。クリエイティブな力を持つ人材が集まり、新たなテクノロジーや文化が生まれます。しかし、土の時代のアメリカ合衆国のようにunhinged、制約のない、暴走するような経済とは異なる方向に向かいます。より自制の効いた、弱者を思いやる、格差の広がりを抑制するようなシステムを試行錯誤しながら導入するでしょう。 -
土の世界
資源や軍事力、権威主義が支配する社会。腐敗や格差が拡大し、自由な移動や発展が制限されるでしょう。
移民と未来の価値観
風の世界では、移民に対する受け入れ方針が変わります。ただし、その条件は単なるスキルや経済力だけではなく、「開かれた精神と価値観の共有」が求められ流でしょう。民主主義や倫理観と相いれない文化や思想を持つ移民は、AIによる審査で排除されるようになるかもしれません。これにより、移民政策は「文化的適応力」を重視する方向に進化するでしょう。
二極化が示す未来へのメッセージ
スピリチュアルな観点から言えば、これは「風の時代」と「土の時代」の境界線が鮮明になることを意味します。ポジティブな未来に乗り遅れた人々は、やがてその列車に乗ることすら難しくなります。これが地理的、経済的、社会的な分断として現れるのが2025年以降の世界の姿です。
「日本の未来」と「風の世界の住人になる方法」はどうでしょうか。風の時代の到来に向けて、私たちはどのように行動すべきなのでしょうか。それはまた、to be continued…。
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