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ポリヴェーガル理論と太古からある副交感神経とクンダリーニ

私の特技のひとつが、スシュムナー管、とヨガで呼ばれている、脊髄に沿ってあるエネルギーを通す通り道のなかに、その人のエネルギーを通して、チャクラの通りをよくすることができる、というものがあります。
これをやっていると、人によって感じ方も千差万別だし、時にはその人の感じ方がエネルギーを通じて私まで伝わってくることがあります。また、人によって上に抜けやすい人がいるかと思うと、逆に下に伝わりやすい人がいたりします。
上半身だけがアクティブになっている人と、下半身がしっかりしている人など、千差万別なんだけど、どうも下半身あるいは上と下で、大きく体は分かれているような気がしていました。
そんな折、ヨガスタヂオでげっとしたヨガ冊子のyogayomuにとても面白い理論が紹介されていました。
『ポリヴェーガル理論』です。
体をリラクスさせる働きをしているとされる副交感神経にも、二種類ある、とするものです。
副交感神経には大きく分けて
1、 太古からある、横隔膜よりも下にある腸などを司る、フリーズしたりシャットダウンしたりする背側迷走神経系
2、 比較的新しく、哺乳類になって備わった、横隔膜より上の器官を司り、顔の表情などを司り、社会的安定を感じさせる穏やかモードを作り出す腹側迷走神経系
の2つの副交感神経があります。
人間をはじめとした哺乳類はコミュニティを作る社会的動物なので、社会的に安全を感じられると、腹側迷走神経系の自律神経が普通にはたら、穏やかな状態です。
しかし、なにか危険を察知したり、リスキーな環境に立たされると、交感神経が働き、血管が収縮して心拍数が上がります。パニック症状的なものもこれによると言われていますね、体の自己防衛本能が起こす物です。
興味深いことに、さらに死の危険を感じると、副交感神経である背側迷走神経が作動し、シャットダウンするというのです。
猫がネズミに咥えられたらぐったり死んだようになるとか、動物の「死んだふり」反応はこれちよるものだそうです。
鬱や引きこもりなどの症状は、社会的な、あるいは対人関係などが原因で、うちにこもり静かになる自己防衛本能が働いた、つまり、この背側迷走神経が働いたことによるのではないか?と指摘されているそうです。何らかのトラウマを経験すると、この反応が起こる人が多いんだそうです。
私が、他の人のエネルギーをチャクラを通させるヒーリングワークのようなもの、を行うときに感じるのは、クンダリーニエネルギーやプラーナ と呼ばれるものは、どうも背側、太古からある副交感神経につながっているものではないか?ということです。その上で、この二つの迷走神経系を連結させてバランスをとっているように感じます。
丹田のあたりに溜まっていて、動き始めると脊髄を通って頭頂へ行く。体全体へとめぐる。
自己防衛本能がはたらいて、背側迷走神経系が人をシャットダウンさせると、社会的なコミュニケーションが途絶える方向に働くというのも、興味深いです。トラウマに対するリアクションがそれだとされています。たとえば、突発性難聴も、極度のストレスにさらされた時におきる、「聞こえないようにする」というシャットダウン機能、によるもの。
また、私がかねてから、多くが実はクンダリーニ症候群なのではないか、と思っているメニエール病やめまいなども、極度のストレスにおいて発生すると言われていますから、太鼓からある副交感神経が人を守るのであれば、シャットダウンという形ではなくて、クンダリーニが目覚めて体を巡り始める、という形で作動する防衛手段もあるのではないかな、とも思います。
これをコミュニティレベルまで拡大させて考えると、それぞれに家に籠らせ大人しくさせるコロナウイルスというのは、社会全体がシャットダウンするような感じがします。そうした中で、社会本来が持つ潜在的な力が、目覚め、発揮されればいいな、と、ふと思いました。





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