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過去と未来の間に囚われて身動きのできない体・心・魂を解放して、今に生きられるようになるワーク

最近、時間についてとても不思議な感覚を覚えることがよくあります。

体に蓄積したトラウマの解消とリリースについて、書いてみましたが、時間についての不思議な感覚も、この体と感情の関係と繋がっていると感じます。


今に生きる、ということがとても大事だということは、アセンションして行く過程だけでなく、どの場面でも言われますね。


たとえば、心の病、うつ病などでは、過去に起きたことにさいなまれる苦しみ、未来に起きることへの不安の方が、今現在、目の前で起きていることを凌駕してしまうことが多いと思います。


だから、目の前にある喜びに、目を向けることができなくなってしまう。


私が時間について不思議な感覚を覚える体験は、高速道路を運転しているとよくあるんです。


晴れた日に中央道を走っていると、遠くに富士山が見えたり、最近で言うと入道雲がもくもくと空高くそびえていたり。府中競馬場を超えて、見慣れたモニュメントが一つずつ通り過ぎて行く。


そんな時、時間の流れに宙吊りになった気持ちになるんです。


時速100キロくらいの高速で移動していることも関係あるのかもしれませんが、過去と未来と関係のないひとつの空白の一点に存在していて、自分だけのような。

特に一人で運転していると、今ここに自分だけ世界に存在しているような、そんな感覚になるんです。


よく晴れた日の太陽の光を浴びながら、私は「幸せだな」と感じます。


そう言う時に、過去にあったいろんな辛いことやトラブルが、今までのように自分を支配するような強度を持って襲ってくるのではなく、「そう言う出来事がかつてあったよね」というように、まるで教科書にのっている歴史上の出来事でもあるかのように、自分からdetach 、切り離されている、ぼんやりとしたものとして、思い出されます。


かつては、それらの出来事は、私におけるアセンション を決定づける重要な出来事であったし、「XAという大変な出来事があったから私において霊的覚醒が始まった」というふうに自分の中で定義づけていました。


それらは、私の「アセンションのナラティブ(物語)」において、必要不可欠の要素だったし、要素どころか、主役とも言える出来事だったのです。


その苦しみこそが自分を定義していたし、自分自身であったとも言えるでしょう。


そして思い起こすと、それらはまざまざと立ち現れ、辛い状況にいた自分の感じた痛みの感情が、まるでいま感じているように体の中で感じられました。


「まるでいま感じているように」と書きましたが、そのようにトラウマを持っている状態は、常にリアルにその痛みを再体現、再体験しているわけで、その経験の最中にいることと、実はなんら変わらないのだと思います。だからこそトラウマであり、PTSDという心の病気も存在するのです。


ここ数ヶ月の間に、私の中で、そういったトラウマからの切り離しが進んできたのだと思います。


かつての私に起こった出来事として、事実であることに変わりはないのかもしれないけれど、それらは、今の私を定義するものでもなければ、支配をすることもない。その時感じた感情を鋭く感じることもなく、まるで他の人に起きた出来事であるかのように、遠くにぼんやりと見える何かのように感じられるようになってきました。


それと同時進行で、体の変化が起きてきたように思います。体内の奥深くに蓄積されてきたトラウマの感情が、むしろ体の表面近くに押し出されてきて、もりもりっとした肉の塊が、部分的に目立つようになってきました。


この2週間ほど、自分でボディリーディングをしながら、部分部分に蓄積されてきたトラウマの感情にアクセスし、リリースするワークを続けてきて、体の特定の部位に特定の感情やトラウマが蓄積されていたことを知りました。


そして、それぞれの感情の記憶にアクセスしながら、リリースを続けていることの効果が、私の中に流れる「時間」と私自身との関係の変化をもたらしているのです。


私たちにとって時間との関係においてベストなコンディションとは、過去にも未来にも束縛されず、現在を謳歌できる状態であることだと思います。でもそれができずに、苦しむことが多いですよね。それができるようになるためには、過去のトラウマやしがらみをリリースしなくてはいけません。


それらを引き起こした出来事は、もう過去のものであり、存在はしていません。記憶として、残るだけです。そしてその記憶は、その時の感情のエネルギーとして、体に記憶されている。記憶は、「心」に残ると思いがちですが、心と魂の入れ物である「体」に宿る、と考えた方が、実態に近いと私は感じています。


体は、USBメモリースティックみたいなものです。それも、何度でも繰り返し無限に書き換え可能なメモリースティック。また、常に細胞が新しく生み出されているので、常に新しいものとなり続けるすごい容れ物です。


アセンションの過程で、そう言った「過去」と自分を切り離すことを求められているのだと思います。切り離すというと、切って無かったことにするような感じがあるので、いまいちしっくり来ないのですが、むしろ「リリース(解放)」して昇華させる、というべきですね。そして、「今」という瞬間にだけ生きる存在となる。それによって、今届くメッセージやエネルギーに、最大限オープンとなり、世界と宇宙から届く恵みを受け取ることができるようになるのだと思います。


今という時間、ここという場所に、ふっと舞い降りて生きている、そんな感覚が、私がいっている「不思議な時間感覚」なんです。それは、幸せだな、とか、美しいな、と思っている時に、強く感じます。今この瞬間だけを味わうためにここにいて、その瞬間しかないような感覚。


そういう時間を増やしていき、不安や孤独、寂しさや苦しみ、怒りや嫉妬といった感情を覚える時間を減らしいくことで、人はどんどん変わっていき、超人のようになれるのではないでしょうか。

私が感じるのは、どうにも理解できないくらい自分の中で強いネガティブな感情が生まれる時というのは、大体、よくわからないエネルギー体に突き動かされている時なのです。それを「取り憑かれている」状態として捉える人も多いのですが、私が考える理由は、その人の中に沈澱しているトラウマ感情がその人を動かしているということです。


そんな時、体のどこか、私の場合肩や首や二の腕にアクセスし「大丈夫、let go、解放しよう、もう誰かに対してそんなに怒らなくて大丈夫」と語りかけてあげると、一気に楽になり、その時以上に反発を覚えていた何かも、雲散霧消してしまうのです。短気な人も、やはり沸点が低い、つまり、自分の中に沈んでいる怒りの感情が大きく、簡単に何かの引き金でアクセスされてしまう状態にあると言えるでしょう。でも、大概そういう人って、そういうトラウマ感情は見たくないので、なかったことにしていて、なかなかヒーリングは難しいですよね。


ロルフィングなどのボディワークもそういうことを試みるために生まれているものですし、アレクサンダー・テクニークでも、感情は非常に重要です。感情によって、体の特定の姿勢や、強ばり、凝り、あるいは肥大化が、起きてくる。


今、自分に対して実践しているボディワークとトラウマ感情のリリースを一つのメソッドとして、他の人にも実践できるようになれたらいいな、といことが、私の新たな目標として、生まれつつあります。


いわば、過去と未来の間に囚われて、身動きが取れなくなった体と心を解放してあげるワーク、そんな感じですね。



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