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聖書と遊女から学ぶポストコロナのコミュニケーション

おはようございます。

今日はいい天気の冬晴れですね。私は、より良い人になるため、心を穏やかにコミュニケーションをとるため、仕事で気持ちよく人間関係を構築するためのヒントをいろいろな活字媒体から得ています。特に、聖書はとても良い情報源です。また、古くから受け継がれている知恵も大事です。神道や禅における人のあり方、あるいは江戸時代やそれ以前から受け継がれている言われ方など。

そういった知恵は、コロナ禍のリモートワーク時代の、繊細なコミュニケーションにもたくさんの学びをもたらしてくれるので、私は気になったことがあると小さなノートに書き留めるようにしいます。今日は記録の意味もこめて、まとめてみます。

<聖書; ヤコブ4章1~10>

戦いや争い: 自分の中にある戦いたいという欲望が引き起こす。欲しても手に入らないと人は争い、戦う。

争いや戦いにつかれているなら、まずは、自分の中にある戦いへの欲望をみつけ、感じ、向き合うことが必要ということです。

また、手に入らないものがあると、それを持っている相手を妬んだり、羨んだりして、人間関係がぎくしゃくします。自分にないものではなく、持っているものに意識を向け、感謝するようにすればここも落ち着きます。

<江戸時代の遊女、太夫の人となりについて示した文書から、彼女たちの長所>

おせっかいはしない

親しきに仲にも礼儀あり

時間をかけて人を成長にみちびく

気持ちを繊細に

物言いを簡潔に

おしゃれ、ファッションやみだしなみに繊細な気を遣う

立ち居振る舞いが安定し、歩けばすらっとするーー>歩く時もバタバタと怒ったように音をだしたり、ドアをバタンとしめたりすると、小さいときによく両親に怒られました。それはこういう意味だったのだなと大きくなってわかるようになりました。特に女性で、出社してデスク回りをバタバタしながら大きな音をさせてバッグをデスクの上においたり、ガンガンマウスを音をたたせたりすることは、まるで自分には余裕がなく、乱暴な人間であると表明しているようなもので、ととも損です。物にも意識と心がありますから、いたわりをもって扱えば、必ず返してくれます。愛情をもって、机にもPCにも接し、何だったら愛撫するように触れてあげてください。Trust me, it would make a huge difference…

私はこれで、まずいなと思ってあとから送信取り消しをしたくなったようなメールが、たまたま何らかのメーラーの不具合で、遅れていなくて、送信ボックスに残っているという経験をしたことが何度もあります。パソコンが私のことを助けてくれているんだなと思うようになりました。まさに、ゴースト・イン・ザ・シェルですよ。


-ケチじゃない。味噌や醤油の話、生活のちまちました話をしない。

人のものをねだらない、妬まない。

鷹揚で、ゆったりしている。

物欲はない。

余計なことはいわず、常にさっぱりとした言い回し。文章も簡潔。

人の悪口を言わない。

 

そして再び聖書に戻ると<箴言>という神様が喜ぶ行動指針を示した章で書かれていることが、驚くほどこの遊女の特徴と共通点があるんです。おもうに、遊び女、というのは、もともと神様に捧げる歌舞からきているところもあり、遊ぶということ自体が神様を喜ばせるものであるという伝統が日本にはあります。だから、遊女のあり方は、神様を喜ばせるあり方、ということで、聖書にある行動指針と共通するものでが出てくるのではないかと思います。

 <聖書:ローマ12:2>世間と調子を合わせてはいけない。自分軸をしっかり持ち、心を新たにし大事な価値観を中心に自分を変えていく。

<聖書:箴言>

まわりの忠告を聞き入れる

口で悪いことを言わない

いい匂いでいる(本当に書いてあります!)

怒らない、誠実

穏やかな心は体のいのち

ねたみは骨をむしばむ

軽率にものを言わない

嘘を言わない

勤勉である

人のことをよく聞いてから返事をする

 

<ローマ12:9>

愛には偽りがあってはいけない

互いに相手を優れたものとして接する

すべての人が良いと思うことをするように

すべての人とできる限り公平に接する

復習など、仕返しをしたいと思うようなことがあったら、自分では行動はせず、神にゆだねる

 

<箴言9-13>

愚かな人は騒がしく、わきまえがなく、何も知らない

自分の唇を制すること、ことば数をすくなくすること

沈黙を守る、秘密を守る

おおらかな人は豊かになる

 

<ローマ:11章25-27>

自分がまちがっていることを知る

怒らない、怒りを面にださない

人の忠告や批判を受け入れる

お金を無駄にしない

自己主張をしない

争わない、争いをひきおこさない

 

<エペソ:4:1-2>謙遜と柔和、寛容を示し、愛をもって人にのぞむ

 

<箴言15-1> 柔らかな答えは憤りを沈める

 

この「柔らかさ」は聖書においても、日本人の美意識においても非常に重要です。柔らかな言葉、気持ちの柔らかさ、pliable つまり、金属のように強くてもしなやかに折れ曲がって適応可能であること、水は器にしたがってさまざまな形へと変化しますが、そのように柔らかくあることは、行動においても考え方においても心の在り方においても、神様が喜び、心と魂が落ち着くためのカギです。

 さらに、聖書がビーガンやプラントベースダイエットを進めているんではないかとおもうところもあります;

<箴言15-18> 野菜をたべて愛し合うのは、肥えた牛を食べて憎みあうのにまさる。

 ビーガンやPlant basedになると、気持ちが落ち着く、気持ちがやわらかくなる、カッカしなくなるとよく言われますが、これは神様もご存じの昔からある教えだったみたいですね。

 他にも箴言にはこんなことが書いてあります;

適切な返事をすることは喜びだ→人の話はまずよく聞いて、自分の意見ばかりを言おうとせずに、落ち着いて、考えて返事をする。言葉数は少なく、選んで、厳選して、本当に必要な言葉だけをお柔らかな唇と声で発する。

よく相談すること。 

心の高ぶりは抑えること。

高慢にならないこと。へりくだること。


いかがでしょう?意外に聖書の言葉が大和なでしこな価値観で驚きますよね?でも、基本的にこういう感じです。柔らかさ、慎み深さ、口数の少なさ、がコミュニケーションで重要視されています。

 これって、アメリカンな、前へ前へ出ていくような姿勢とは真逆ですよね。

私は青春時代をアメリカで過ごしたので、自己主張はしてなんぼ、という訓練をみっちり受けたのですが、特にコロナになって、リモート会議ばかりになってつくづく思うのは、そうやって前へ前へ出て、他人をおしのけるコミュニケーションをしていると、みんなが嫌な気持ちになるし、そもそもほかの人の意見を反映することもなく、いわゆるコミュニケーションが生まれないという事態に陥ってしまいます。なので、下記のことを私は意識しています;

 ―自分の声は、マイクを通して伝わる音声を意識して、深く、かつやわらかく、イヤフォンから聞こえたときに心地よい声であるように気を付ける。声が心地よい人の声は、イヤフォンなどを通すとより一層よい声になります。逆にキンキンしていたり、強すぎる声は、悪い特徴が強化される、というのが、ハード面の特徴です。ヘッドフォンやスピーカーから聞こえる人の声に意識的になってみてください。

 ―言葉は厳選して、考えて答える。あー、うー、えーなどのFiller、間を埋める音は発さない。間を大事にする。

 ―美しい日本語、正しい日本語を使うように意識する。英語でも同じ。きちんとした単語を使うようにする。

 ―とにかく気持ちをまるく、心をまるく柔らかく、顔も声も言葉も柔和で柔らかく、をモットーにする。そうすれば、人があなたとミーティングを設定したくなる。

 ―常に人を助けたい、という気持ちでミーティングにのぞむ。愛を持つ。

 まぁ、それができない状況もあったりします。そういう時は、その状況について改めて考えてみるべきでしょう。また別途書きます。

 以上、聖書などから得られるコロナ時代のコミュニケーションTipsでした。

 今日は、ぜひ「やわらかさ」、、、自分もほわんとするような柔らかい音声で話すことを心がけてみてください。お買い物先の店員さんとか、みんなにこにこしてすぐ優しくなるのがわかりますから、だまされたと思ってやってみてくださいね。みだしなみ、体の動かし方や身のこなし化は、遊女、神様の遊び女を意識してみてください。そうすればたくさんの幸せと豊かさがあなたのもとを喜んでおとずれるでしょう。

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