こちらのブログに「霊的覚醒・覚醒症状」と検索されていらっしゃる方が結構多いので、この霊的覚醒とは何ぞやってことで、改めて簡単に6つのステージごとに解説させていただこうかと思います。
霊的覚醒の「6」段階と言っても、これらは時系列ごとに進むわけではなく、そのステージがどれほど続くのかとか、それらは個人によるものなので、はっきりと言うことはできません。いくつかのステージが同時に続くこともあれば、前のステージに戻ったり、あるいはとび越して別のステージに行ったりすることもあるわけです。飽くまで「わかりやすく」一体霊的覚醒ってなんなのさ!ってことをご説明するために書くことにしました。個々の細かい特徴や変化については詳しくはこちらの記事をご参照ください。
<ステージ1: 目覚め>
文字通り、あなたの魂と体と全てが「目覚める」段階です。霊的覚醒、あるいはアセンションの始まりです。この世界には、今まで学校や社会から教えられてきた手にふれられるもの中心の世界だけではなく、むしろ目に見えない世界、既存の科学やロジックや常識が通用しない、大いなる摂理があるんだ、ということに気づくステージです。
多くの場合、このステージは何らかの「危機」に誘発されます。外的な要因、たとえば命を脅かす事件・事故・病気に襲われた、とか、家庭が崩壊した、とか、職を失った、といった危機。こういった危機に見舞われると、それまでに自分の手の中である程度コントロールできたと思っていた人生、世界の全てが、全く手に負えないということにショックと共に気づき、「エゴ」=自我の崩壊が起こります。いわゆるアイデンティティ・クライシスの状態になり、その自己救命救急装置のように、霊的覚醒・アセンションが発動する、と考えれば良いでしょう。よく引き合いに出されるのが、マトリックスのネオがマトリックスのプラグを外し、モーフィアスなどがいる「現実」の世界に目覚めた瞬間です。あの瞬間、モーフィアスに”Welcome to the real world”と言われますが、まさに「本当の世界へようこそ、「これからが本当の世界とあなたの始まりだよ」という瞬間です。
また、これとは異なり、自然発生的に徐々に覚醒していく人もいます。なんの苦しみもなく、ただリビングでテレビを見ながらお茶を飲んでた時に突如として目覚める人もいます。多分、今、より多くの人が大きな苦しみもなく目覚めつつあるように思います。それが本来あるべき姿なんですが、ちょっと早く目覚めた人たちは、世界のあり方がまだまだ旧態依然としていてスピリチュアルな機運も弱かったので、より混乱と苦しみの伴った覚醒体験が多いんですよね。
これがどれくらい続くのかというと、6ステージの中では比較的短いように思いますが、大体数週間から数ヶ月、長くで3ヶ月くらいではないでしょうか。大体「おお目覚めた!」という自覚、なんらかの強烈な覚醒体験から、次のステージである「歓喜」に進みます。
<ステージ2: 歓喜>
上に書いたように、通常覚醒ステージの直後にやってきます。もうとにかく全てが素晴らしい、Oneness- 世界と宇宙と自分が一体であるという歓喜に包まれます。どこを歩いても木々や鳥
全てが自分に語りかけているように感じます。完全に「ハイ」な状況で、とにかく幸せの絶頂です。おそらく、覚醒によって体内でドーパミンなどの快楽物質が大量に分泌されているんだと思います。この時の状態によって、ある程度、あなたのその後の覚醒がどのように発展されていくかが決定づけられると思っています。私の場合は、おそらく体内の様々な神経・経絡のつながりや、ドーパミンなどの物質の放出が、松果体に大きな刺激を与え、恒常的に松果体が活性化し、体中のエネルギーの質が、物質に強く働きかける形に変化したので、その後、大きく物質的・肉体的な変化をたどる結果となったのだと思います。他の方には、他の発言の仕方があると思います。多くの方が、この段階で色々な形のスピリチュルな能力に開眼します。共感力、直感力、あるいは世間で言われているいわゆる「霊感」的なものだったり。それらは自分の中に潜在的に常にあったのですが、気づいていなかった類の能力です。私においてはエネルギーをコントロールする力がこれにあたります。
ただ、とにかく素晴らしい、めくるめく体験であることは共通していると言えるでしょう。というのも、ハートが目覚める段階だからです。今まで閉じていたハートチャクラが開き、一気にエネルギー・光を吸収することで、これまで感じられなかった世界にあふれる愛=光のエネルギーを感じて、感動するのです。そして、誰もが、ずっとこのステージにいたいと、当然ながら思うのですが、そうは問屋が卸しません。このステージにずっといて、今後は二度と、これまで感じていた苦しみから解放されるのだ、全ては解決したのだ、と思うのですが、そうではないんですね。
なぜなら、これは「上がった」状態であって、そのままだとこの地上にいる意味が見出せなくなってしまうからです。わたしたちはみな、この世界で果たすべき役割を持って生まれてきているので、また現実世界に戻っていかないといけません。ずっとハイなままだと、それは難しいですよね。ただ、戻ってくるのは、それまでの多幸感が薄れて、現実に引き戻されることですから、結構キツくなります。そこから、次のステージである「魂の闇夜」へとつながるわけです。
また、このステージで、ハートチャクラが開き、本当のハート(魂と繋がっているハート)が活動を始めることで、シンクロニシティを感じたり、引き寄せが強くなったり、さまざまな形で天使などの高次存在がメッセージを送っているのを感じるようになるので、霊的覚醒の過程における大きなステップです。
<ステージ3: 魂の闇夜>
これは、霊的覚醒の段階の中で一番きっつーーーいい段階ですね。目覚めた、歓喜だ!そしてハートが開いた!このまますべてが完璧で、私は悟りきった人として生きるのだ!と思ったらそうではなく、目覚めて、本当のハートが開いて機能し始めたら、そうなって初めて取りかかることができる人間として生まれたすべてのの魂にとっての「お仕事・課題」があるんです。
その「お仕事」とは、前世などから持ち越してきた「カルマ」の解消、小さいころのトラウマ(インナーチャイルドのトラウマ)の癒し、たくさん抱え込んできた自分の中の暗闇と向き合って解消することです。
この段階は、実は、繰り返しやってくるもので、「歓喜」の後にやってくることが多いものの、一旦解消したと思ったらまた改めて向き合わなくてはいけなくなったりします。自分が成長していくため、霊的覚醒を続けるために、繰り返し繰り返し起きてくるステージだと思っておくといいでしょう。
さて、ハートが広がって、魂レベルから自分の人生と世界を捉えることができるようになると、自分の奥底に隠し込んでいたドロドロとした感情やトラウマが、表面に浮かび上がってきます。南極の氷山の奥底に眠っていた感情が、溶けて地表に浮上して、姿を表すような感じです。
こういった現象が起きると、落ち込むし、悲しくなるし、自分が崩壊していくような感覚を覚えます。多くのひとが、「死にたい」と思うほどの辛い状況です。というよりも、実はこの段階で私たちは実際に「死んでいっている」のです。なぜなら、それは「古い自分」が死んでゆく過程だからです。何らかのきっかけで霊的覚醒が起きたからといって、それまでの自分の体や性格、社会で築き上げてきたいろいろなものが、一気に変わるわけではありません。それらを、新しい魂の視点から、ぶち壊してゼロから新しい自分を作り直さないといけない状況に置かれることになるので、多くの方が転職などの外的な変化を経験されると思います。私は、大きく仕事とプライベートの環境を変えました。それまでの自分がよしとしてきた価値観に基づいた環境が耐えがたくなったからなんです。だから、人生のリセットボタンを押すことになるわけですが、まぁそれは大変です。自分を一から見つめ直し、これまでの自分の嫌な部分やダメな部分すべて押し入れの中から引っ張り出して、白日の元にさらされ、それらに面と向かって向き合わないといけないことになります。そりゃ、辛いですよね。
私は何度も、この魂の闇夜を経験しています。人によっては、数週間・数ヶ月から、2~3年からときによっては4…5年に渡って続くことがあります。きついですよね。。。ただ、振り返ってみると、長くづついた魂の闇夜に対しては、それが起きたからこそ今の自分があり、より世界が広がったのであると、むしろ感謝の気持ちしかありません。ある種の修行というか、自分自身が試されている状況だと思います。でも、魂の闇夜をへて、自分が抱え込んできたお荷物を一旦断捨離してリセットしないと、さらに波動上昇していくための軽さが手に入らないのです。この過程における、自分の中の大和の向き合い方については、
こちらの記事でも書いているのでご覧ください。
<ステージ4: 空っぽ>
こちらは、魂の闇夜をいったんクリアし、一定程度、自分の中の過去の亡霊を手放した後になやってくる、新しい自分になる前の宙ぶらりんの状態です。この段階では、自分が一体何をしたらいいのかわからず、呆然とした感じになります。苦しみは通り越した、自分の課題と向き合った、さぁどうすると言われると、どこに向かったらいいのかもわからず、さらにはかつてあった「歓喜」もなく、神様一体どうしろっていうんですか?と聞きたくなります。
この感覚は、私も経験ありますが、逆に焦ります。苦しみも一旦乗り越えた、だからなんとかして歓喜の状態に戻りたいと思うんだけど、そうシンプルでもない。感覚も知覚も、確かに覚醒前の自分よりはずっと研ぎ澄まされているんだけど、その感性を何に使えばいいのかよくわからないからです。この状態は、古い自分はクリアになったものの、まだ新しい自分を獲得してはいない、中間の状態、要するに空っぽなのです。
でも、心配しなくて大丈夫です。これはある意味、覚醒の過程におけるひとやすみ、みたいなものと捉えればいいのです。次の変化は、然るべきタイミングで訪れてくれるので、空っぽから無理に脱出しようとしなくてもいいのです。焦らずに、ヨガや瞑想を心がけてグラウンディングするようにしてください。こういう状態は、数週間から、場合によっては何年も続いたりします。私の場合は、何か大きな変化が起きる前に、もう私のスピリチュアルな旅路はある終わりを迎えたのかな、と思うくらい静かな時期が続き、いつの間にか、覚醒・歓喜・魂の闇夜にいる間は苦しかった日常生活が楽になり、普通に過ごす時期が数年間続きました。このブログも旧ブログがあったのですが、その数年間の間に「もう書くこともないな」と思い、閉鎖した後に、また書き始めたものです。でも、やはり変化はとつぜん嵐のごとく、また私に訪れることになったのです。
アップダウンの激しいステージを経てきた方は、この空っぽの状態に来た時に、なんら「異変」のない状態がむしろ不思議で、最初は慣れないかもしれません。何か課題はないのか?何かやらなくてはいけないのか?でも何も感じないし、心と精神はフラットだ、、、不思議だ!と思うでしょう。その状態に自分を合わせて、受け入れていくと、段々と、深い安定と平和を感じて、これでいいのだ、、、と思うようになっていくと思います。この時こそ、「本来の自分自身の無風状態」を見つけ、安定させるタイミングです。そして、次のステージの足掛かり築かれます。
<ステージ5: グラウンディング>
グラウンディングとは、地面に足をつける、という意味ですから、文字通りに地に足をつけて安定させ、それまで変化し、断捨離し、過去を手放し、生まれ変わった新しい「無」の自分を定着させる段階です。覚醒・歓喜の段階でどんどんと「上へ」向かっていったエネルギーは、この段階で、根を張り、地中に根を伸ばし、安定させます。この段階では、これまで学んできた本当の自分自身のあり方や、世界との向き合い方、エネルギーを、日々の生活に実践させていくことが重要になっていきます。
これも、グラウンディング、と関係があります。生活や、人間関係、社会における基盤を安定させることもグラウンディングだからです。タロットカードでも、コインのカードのエレメントは「土」です。仕事におけるトラブルなどにおいても、学んできた「エネルギー」の扱い方(この記事でも書いています)を実践するようにします。
そうすると、普段の生活の中で、気持ちもスピリットも安定していきます。安定すると、パワーが段々と育ってゆきます。なぜなら、安定させて根を地中深くはった植物の方が、より高く枝葉を伸ばせることを想像していただけるとわかると思いますが、根が安定すれば伸びしろが広がるからです。
エネルギーがグランウンディングされると、安定し、パワーが増します。すると、引き寄せ力も強まって、空っぽの状態ではあれほど何も起きなかったのに、次から次へと、新しいあなたに適した、あなたの使命実現へと向かわせるような出来事が起き始めるのです。この時、あなたは高次元のメッセージをより多く受け取れるようになり、空っぽだった時はどこに向かって良いのかわからなかったことからあった焦りが解消されることでしょう。
そして素晴らしいことに、歓喜の時に感じていた「全てと繋がっている」感覚が戻ってきます。しかも、かつては、上へと上がりきった状態で、完全にハイな状態でヒャッホーー繋がってるぜーい!というような、浮き足立ってかつ激しい感じだったのが、こちらのステージでは、地に足がつきながら、自然と、かつ当たり前のように、静かに、「全てと繋がっている」感覚が出てきます。
この時に味わうOnenessの感覚は、安定しているからこそ、より多くの人を惹きつけ、より多くの人に愛を与え、ポジティブなパワーと影響力を広げることができ、あなたの仕事でもプライベートでも歯車がうまく回り始めるでしょう。ここで鍵となるのはバランス、調和です。
この状態ですが、数年続くひとが多いようです。
<ステージ6: 人生の使命実現期>
これまでのステージは、文学を学んだひとならなんとなくわかるかと思いますが、いわゆる英雄の成長物語の過程と同じですね。目覚めがあり、歓喜があり、魂の闇夜を息抜き、そして空っぽの状態を超えて、安定し、本当の人生の使命の実現が可能となる段階に、英雄はたどり着くのです。
どうしても自分の中でやってみたかったこと、それがだんだんと形をとり、いろいろなきっかけが登場します。そして、あなたは本来の使命をこの世界で、安定したパワーを持ってして、果たすことになるのです。願わくばこのステージは、一生続くことになるといいですね。
もちろん、いろいろなところで、いったり戻ったりはあると思いますが、大体この過程で霊的覚醒・アセンションは進みます。
この全ての過程で大事なのは、周りで起こること、自分の中で湧き上がる感情など、全てに対してlove what arises沸き上がることを全て受け入れることです。全ては、あなたのために、完璧なタイミングで、宇宙が入念に準備してもたらす変化なのです。その過程に対して、抵抗すればするほど、きつい状態はさらにキツくなります。受けとめる、受け入れることが大事です。
また、変化の時期はハートチャクラが大きく変化するため、心臓がドキドキしたり、心臓が文字通り肥大化しているような感覚を覚えたり、何もないのに心拍数が上がり、パニック障害のような症状になったりすることがあります。そういう時は、胸骨に沿って、手を置いて、ハートチャクラに向けてエネルギーを送り込むイメージで呼吸をし、下記のようなマントラを唱えてみてください:
私は大丈夫、世界、宇宙は私を愛し、光を送っている
すべては起こるべくして起こっている
私はこの変化を受け入れる
全ては私の成長とマジカルな変化を起こすために起きていること
私はこの変化を通して成長する
私は落ち着いて、この変化の時期を過ごす
私は私自身に愛を送る
私のハートは広がり、たくさんの光とエネルギーを吸収する
だから落ち着いて、
しっかり呼吸して、落ち着いて脈を打って。
大丈夫だから。
私は愛に満ちた魂で、この地上でたくさんの光を広げるために生きている
あなたの覚醒の日々にたくさんの愛と光が届きますように。
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