スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

11月, 2024の投稿を表示しています

クンダリーニ上昇、覚醒によって得られる能力

タントリック・シャイヴィズムやタントラの文脈において、クンダリーニ覚醒によって超常的な能力(シッディ)を得るという記述は古代の文献から継続して見られます。これには、テレキネシスのような力(物を動かす、遠隔で影響を与えるなど)も含まれることがあります。実際に私には、触っていない物を少し動かせる力があります。こう言った能力が得られることを目指して、クンダリーニの覚醒に興味を持ち取り組む人もいます。こう言った能力はなぜ出現し、何を意味し、どうすればいいのでしょうか。 --- 1. 超常的能力(シッディ)の記述 シッディ(Siddhi)は、霊的修行やクンダリーニ覚醒によって得られるとされる特殊な力を指します。インド哲学やタントラでは、以下のような能力が記述されています: - アニマ(Anima) : 自分の身体を極限まで小さくする能力。   - マヒマ(Mahima) : 自分の身体を非常に大きくする能力。   - ラガイマ(Laghima) : 身体を軽くして飛ぶように動く能力。   - プラープティ(Prapti) : 望むものを手に入れる能力。   - ヴァシトヴァ(Vasitva) : 他者や物を支配する能力。   - イーシトヴァ(Ishitva): 神 のような創造的な力を持つこと。   - テレキネシスのような能力 : これらのシッディの中には、テレキネシスという物理的な物体を動かす力も含まれるとされています。 これらは、タントリック・シャイヴィズムやヨーガ・スートラ(パタンジャリの教え)でも触れられる内容で、特にクンダリーニ覚醒が進んだ修行者が経験する現象として挙げられています。 --- 2. シッディの出現の背景 シッディが得られる理由として、タントリック・シャイヴィズムでは次のように説明されています: 1. シャクティの目覚め    クンダリーニ(シャクティ)のエネルギーが目覚め、特定のチャクラを通過する際、エネルギーの集中と霊的な変化が生じる。これが物理的世界に影響を与える能力として現れることがある。 2. 宇宙との一体化    タントラの哲学では、個々の存在は宇宙全体とつながっているとされる。意識の進化により、このつながりを活用して物理的な世界を操作する...

リーダーシップを発揮するためには自己認識が必要、タントラから学ぶそのやり方

  気づきの力 ~タントリック・シャイヴィズムの教えから学ぶ自己成長の道~ 前の記事で書いた、現代の企業リーダーやマネージャーが求められる「本物のリーダーシップ」は、自己認識と他者との深いつながりによって成り立ちます。そして、その根底には、自分自身への深い「気づき」が必要です。この気づきの力は、タントリック・シャイヴィズムの教えにおいても、非常に重要なテーマとして扱われています。 本記事では、タントリック・シャイヴィズムの視点を通じて、自己の感情、身体、そしてネガティブな側面に気づくことで、いかに自己成長を促し、より良いリーダーシップを発揮できるかを考察します。 1. 気づきとは、自己を観察すること タントリック・シャイヴィズムでは、「気づき」は単なる注意力ではなく、 自己の本質を深く見つめる行為 とされています。 感情、身体、思考の動きを冷静に観察することで、自己のパターンやクセを理解することができます。 特に、ネガティブな感情や思考に気づき、それを無視せず受け入れることが成長の鍵です。 実践例 : ミーティングでイライラを感じたら、その感情を抑え込まず「今、自分は何に対して不満を感じているのか?」と問いかける。 答えが見つかることで、建設的な対話のきっかけが生まれることがあります。 2. 身体の声に耳を傾ける タントリック・シャイヴィズムでは、身体は単なる肉体ではなく、意識の表現そのものと見なされます。 ストレスやネガティブな感情は、身体に緊張や痛みとして現れます。その「声」に気づき、向き合うことが、感情を解放し、心身を軽やかにする第一歩です。 現代のリーダーが忙しい中で見落としがちな身体のサインに気づくことで、エネルギーを整え、持続可能な働き方を実現できます。 実践例 : 朝や昼休み、短い時間でいいので目を閉じ、深呼吸をしながら「自分の肩は緊張しているか?」「胸やお腹にどんな感覚があるか?」と内側に意識を向けてみましょう。肩を上げてからストンと落としてみたり、感情と深く関わりのある腸のあたりをストレッチしてみたり、胸骨と肋骨を大きく広げてみたりすることで、ストレスホルモンを低減し、リーダーシップに有効なオキシトシンなどの繋がりホルモンを増やすことができます。 3. ネガティブな面も成長の糧にする ...

部下との信頼関係を築くリーダーになるには 自分を掘り下げた分だけ人と繋がれる理由

  ~パトリック・コナーの教えから学ぶ、企業リーダーのためのヒント~ 日本では全く知られていないのですが、世界的企業のCEOの多くが密かに信頼を寄せるスピリチュアルリーダー、コーチのパトリック・コナー氏をご紹介しつつ、彼の教えを簡単にまとめます。最近は、スピリチュアルとCorporate、企業の世界がどんどんと近づいていて、特に世界的な企業のリーダーの間で、国家を超える存在感を持つに至り、何万人もの従業員を抱える大きな組織を率いるのに、心、体、頭脳を超えて、精神・エネルギーの力が重要だという認識が広がっています。パトリックは、多くのリーダーに「 本物のリーダーシップとは何か」 を問いかけています。彼の教えは、特に現代の企業リーダーが直面する課題―― 自分自身の本質を見失わずに人と深くつながる力を養うこと ――に役立ちます。 企業のトップでなくても、多くの人と関係を構築してプロジェクトを推進したり、人を巻き込んで物事を進めるということをやっている人全てに適応できるでしょう。 1. 自分の内側を見つめる リーダーシップはまず、自分自身とのつながりから始まります。 コナー氏は、「 本当のリーダーは、自己認識の深さに比例して周囲とつながることができる 」と述べています。つまり、自己認識が深ければ深いほど、自分自身を理解し把握し、洞察している人ほど、その分だけ他者と繋がれる、ということ。 この際、自分の感情や価値観に耳を傾け、それが他者との関係性にどう影響を与えているかを観察することが重要です。 つまり、自分を知らな人は、うまくリードすることはできないのです。自分が見えてない人って、気づかないうちにセクハラやパワハラ、自慢が過ぎてしまって周囲がしらけてしまったり、しますよね。 実践のヒント : 定期的に内省の時間を持ち、自分のアイデンティティを考える。 自分のアイデンティティがどのように仕事の場で活かされるのかのストーリーを考える。 自分がリーダーとして「何を恐れ、何を目指しているのか」を問い直す。 2. 弱さを受け入れる 多くのリーダーが「弱さを見せるのはダメ」と考えがちです。しかし、コナー氏は 「弱さを見せることが、他者との信頼関係を深める鍵になる」 と教えます。 自分がすべてを知っている必要はなく、完璧である必要もないのです。...

クヨクヨしない、気にしないことがより良いリーダーになり仕事でうまくいくために大事な理由

  『嫌われる勇気』:仕事でストレスに悩むあなたへ、心の余裕を持つためのヒント 先日、会社のトレーニングでコーチに勧められた著書があります、マーク・マンソンの著書『The Subtle Art of Not Giving a F*ck』は、日々の小さなストレスや仕事のフラストレーションに悩む人に向けて、シンプルで実用的なアドバイスを提供してくれます。特に、忙しい企業人のあなたにとって、彼の教えは新たな視点を与えてくれるはずです。私にとっては、とても良い本だったので、ここでは、マンソンの教えを簡単にまとめ、仕事の中でストレスを減らすためのヒントを紹介します。 1. 本当に大切なことだけを気にする マンソンの一番のポイントはシンプルです。 すべてのことに気を使う必要はない ということに尽きます。仕事での問題やフラストレーションは尽きることなく現れますが、そのすべてに反応していては精神的に疲れ果ててしまいます。 重要なのは、 本当に大切なことだけに集中すること 。例えば、プロジェクトが順調に進んでいるか、自分の成長が感じられているか、仕事の中で自分の価値観が反映されているか。これらにエネルギーを注ぎましょう。 2. 完璧を求めない 多くのストレスは、完璧を目指しすぎることから来ています。マンソンは、 完璧は幻想であり、無駄な努力である と述べています。誰もが完璧ではないのですし、完璧を目指し続けることは不必要なストレスを生むだけです。 大切なのは、 間違いを恐れずに挑戦し続けること 。間違いは学びの一部です。完璧を求めるのではなく、自分のベストを尽くすことに焦点を当てましょう。 3. 境界線を引く 仕事でストレスを感じる大きな原因の一つは、過剰にコミットしてしまうことです。無理に全てのタスクや会議、依頼に「はい」と答えてしまうことは、すぐに燃え尽き症候群に繋がります。マンソンは 「ノーと言うことの重要性」 を強調しています。 自分の時間やエネルギーを守るために、 しっかりと境界線を引く ことが大切です。「ノー」と言うことは悪いことではなく、あなたが最も大事だと感じることに集中するための手段です。 4. 外部からの承認を求めない 多くの企業人は、他人からの評価や認知を求めて仕事をしていますが、マンソンは 外部の承認を追い求めることは罠である ...

クンダリーニ覚醒が自然発生する時、指導者はいらないのか

 タントラにおいては、クンダリーニ覚醒には「指導者」が必要、と言われていますが、私は個人的には、本当にクンダリーニ覚醒が起きるケースというのはごく稀であり、そういう場合は師はいらないと思っています。なぜならば、クンダリーニ覚醒は個々人特有かつ固有のものだからです。実際に、タントラやタントリック・シャイヴィズムの教えには、 クンダリーニ覚醒が「恩寵(Grace)」によるものであり、その恩寵によって選ばれた人は指導者を持たずとも、覚醒によって自然に霊的な成長を進める ことがあるとされています。 1. 恩寵としてのクンダリーニ覚醒 タントラの哲学では、クンダリーニは宇宙の意志そのものであり、 「意思を持つ意識」 とされています。このため、クンダリーニの覚醒は人間の努力や意図を超えたところで起こる現象ともいえます。恩寵による覚醒は、以下のような特徴を持ちます: 自発的である :特定の修行や技法を経ずとも、必要なタイミングでクンダリーニが覚醒します。 個々の準備に応じた覚醒 :恩寵による覚醒は、その人が無意識に積み上げてきた霊的成熟や準備によって起こります。 宇宙の意志に沿ったプロセス :覚醒は個人の欲望や目標ではなく、宇宙の流れに基づいて進行します。 タントリック・シャイヴィズムでは、このような覚醒が「 神聖な介入 」として解釈されます。それは、その人の内なるシャクティが目覚めるべき時期を迎えたことを意味します。 2. 指導者がいなくても進む霊的成長 恩寵によって覚醒した人は、 内なるクンダリーニそのものが指導者 となることがあります。この場合、以下のような導きが自然に訪れます: 直感的な洞察 クンダリーニの覚醒によって意識が広がり、人生や自分の使命についての深い理解が自然に訪れます。瞑想や特定の儀式を行わなくても、内なる知恵が目覚め、必要な方向性が示されます。 霊的なプロセスが自発的に進む 体の動き(クリーヤ)やエネルギーの調整が自然に起こり、不要なカルマの浄化が進行します。これは、シャクティそのものが必要なプロセスを導いている状態です。 宇宙とのつながり クンダリーニは、覚醒後、その人を宇宙の流れと調和させる方向に導きます。指導者がいなくても、自然と正しい行動や選択を取れるようになります。 3. 指導者なしの...

偽クンダリーニ覚醒 プラナターナ 本当のクンダリーニ覚醒との違い、身体的トレーニングに注力した覚醒の危険性

タントリック・シャイヴィズムから見るクンダリーニ覚醒の本質と誤解 現代では「クンダリーニ覚醒」という言葉が広く使われ、特にクンダリーニヨガを通じて「覚醒」を物理的なアプローチで達成しようとする試みが注目されています。しかし、 タントリック・シャイヴィズム やそれを深く研究している指導者(例えばIgor Kufayev)の観点から見ると、こうしたアプローチは多くの誤解や危険を孕んでいます。本記事では、これらの違いやリスクを明らかにし、クンダリーニ覚醒の本質について解説します。 1. プラナ・ターナとクンダリーニ覚醒の違い プラナ・ターナの活性化 プラナ・ターナとは、生命エネルギーである プラーナ(気) が体内で活性化される現象を指します。これは特定の呼吸法や身体的な動きによって、短期的にエネルギーの流れを増幅させることが可能です。これにより、ゾーンやフロー状態に入るような感覚、また一時的な高揚感や集中力の向上が得られる場合があります。この状態が「クンダリーニ覚醒」と勘違いされることが多くあります。 真正なクンダリーニ覚醒 一方、クンダリーニの覚醒とは、 生命エネルギーの根源 ともいえるシャクティ(神聖な女性的エネルギー)が脊柱の基底部から上昇し、意識の深い変容を引き起こすことを意味します。これは単なる身体的な現象ではなく、 魂の成長や霊的進化 に不可欠な意識の大きな変化を伴います。 クンダリーニは 「意思を持つ意識そのもの」 であり、ただのエネルギーではありません。 一時的なプラーナの活性化とは異なり、クンダリーニの覚醒は不可逆的で深遠な変化をもたらします。 特徴 プラナターナ(生命エネルギーの活性化) 真正なクンダリーニ覚醒 エネルギーの性質 身体的・精神的な活力の上昇、一時的な興奮感、感覚の鋭敏化 根源的な霊的エネルギーの目覚め、意識の根本的変容 影響 一時的または局所的なエネルギー体験(震え、熱感、光の感覚など) 深遠な変容を伴う体験。個人のアイデンティティ、時間、空間の感覚が変化する 持続性 一時的であることが多く、外部の刺激によって再現されることがある 一度起きると不可逆的で、霊的成長の新たな段階に進む 必要な準備 特定の技術を実践することで容易に発生することがある 深い霊的成熟、長期的な修行、魂の準備が必要 リスク ほとんどリスクはない...

解説:タントラって、タントリック・シャイヴィズムって何? 仏教もヨガもタントラ?

 こちらのブログでよく出てくるタントリック・シャイヴィズム(Tantric Shaivism) と タントラ(Tantra)について説明します。仏教もタントラの一部に位置付けられますし、ヨガの一部もタントラの実践として考えられているものがあります。タントラとタントリック・シャイヴィズム両者は密接に関連していますが、それぞれがカバーする範囲や目的に若干の違いがあります。以下に、その関係性と違いを詳しく説明します。 1. タントラ(Tantra)とは何か タントラは、古代インドで発展した宗教的・哲学的な伝統の総称であり、特定の実践体系や教えを指します。その特徴として以下が挙げられます: 宇宙と人間の一体性 タントラは、宇宙(マクロコスモス)と人間(ミクロコスモス)の間に本質的なつながりがあると説きます。 エネルギーの重要性 特に「シャクティ」(創造のエネルギー)の概念を重視し、生命力や霊的な覚醒を通じて自己と宇宙の本質を理解することを目的とします。 実践主義 瞑想、儀式(プージャ)、マントラ、ヨガ、呼吸法(プラーナーヤーマ)などの実践を通じて、精神的な成長や解放(モークシャ)を目指します。 包括性 現実のすべての経験(肉体的、精神的、感情的、霊的)を否定することなく受け入れるという独特なアプローチが特徴です。 タントラ自体は、シャクティ派(女神崇拝)や仏教タントラ(密教)など、さまざまな宗派に分かれています。 2. タントリック・シャイヴィズムとは タントリック・シャイヴィズムは、 シヴァ神(Shaiva)を中心としたタントラの一分野 で、特にヒンドゥー教のシヴァ派に基づいています。この伝統は、シヴァを究極の存在とし、そのエネルギーであるシャクティとの一体性を追求します。 タントリック・シャイヴィズムの特徴 シヴァとシャクティの統合 シヴァは静的な意識の象徴、シャクティは動的なエネルギーの象徴とされ、この二元性が統合されることで宇宙が創造されると考えられます。 カシミール・シャイヴィズム(Kashmir Shaivism) タントリック・シャイヴィズムの中でも特に有名な流派で、10~11世紀のカシミール地方で発展しました。哲学的に高度で、宇宙の本質を「意識そのもの」と捉え、すべての経験を霊的成長...

クンダリーニ覚醒症状への対応法、体が伝えるメッセージに答えがある

  クンダリーニ覚醒と「身体知性」:体が伝えるメッセージに耳を傾ける クンダリーニ覚醒は、スピリチュアルな成長や変容のプロセスでありながら、同時に私たちの「体」という器に深く影響を与える体験です。このプロセスは、身体的な感覚や変化だけでなく、感情や意識、そして心と体のつながりを深く理解することを求められるます。ここでは、タントリック・シャイヴィズム(タントラ哲学)の観点と、リーダーシップコーチであるクレア・デールなどが提唱しているBody Intelligence=「身体知性」の考え方を結びつけ、クンダリーニ覚醒のプロセスで生まれるさまざまな体に生じる「症状」との向き合い方を探っていきます。また、タントラの実践における「気づき」の重要性についても触れながら、体験を深めるための方法をご紹介します。 クンダリーニ覚醒:体の中で起こる変化 クンダリーニ覚醒は、しばしば体内のエネルギーが螺旋を描きながら上昇するような感覚や、自発的な身体の動き(クリヤ)が起こる現象として説明されます。このとき、以下のような身体的な変化が見られることがあります: エネルギーの流れの増加 背骨や体全体を通じてエネルギーが動く感覚を伴うことがあります。これにより、体が自然に動き出すことがありますが、これは単なる「動き」ではなく、体の中で何かが調整されている証です。 ストレスホルモンの変化 クンダリーニのプロセス中にストレスを感じると、コルチゾールが増加し、不安や体調不良を引き起こすことがあります。一方で、このプロセスを受け入れることで、セロトニンやエンドルフィンが分泌され、安心感や幸福感を得られる場合もあります。つまり、クンダリーニのプロセスを受け入れているか、そこから逃げているかによって、それが「症状」と定義されるような「不快」なものになるのか、あるいは「自然なプロセス」として受け入れられるかが変わってくるのです。 感情の浮き沈み ドーパミンやオキシトシンなどのホルモンが乱高下することで、感情的な波が起こることがあります。これは、過去の未解決の感情やトラウマが浮上し、解放されるプロセスの一環です。 身体知性=Body Intelligenceを活かしてクンダリーニを迎える クレア・デールなどの「体」に焦点を当てるコーチが提唱する「ボディ・インテリ...

クンダリーニ覚醒のプロセスで、喉や頭のあたりでエネルギーが詰まった時の対処法

 クンダリーニ覚醒におけるクラウンチャクラへの呼吸の意識付けは効果的か?   前の記事で顔や頭の膨満感はエネルギーの詰まりと停滞、上に行きたくても行ききれずに停滞して一箇所に強力なエネルギー溜まってしまうことに起因すると書きました。ではその解決法は? タントリック・シャイヴィズムの教えに基づくと、クラウンチャクラ(サハスラーラ・チャクラ)へのエネルギーの誘導は効果的であり、クンダリーニ覚醒を進展させる重要なプロセスと考えられます。ただし、この実践には注意が必要で、特にエネルギーが喉(ヴィシュッダ)や第三の目(アージュニャー)のチャクラに滞っていると感じる場合、段階的かつ慎重に進めることが推奨されます。   以下に、このアプローチの効果と実践時のポイントを解説します。   --- 1. クラウンチャクラへの呼吸意識の効果 クラウンチャクラに向けて呼吸と意識を集中させることには、次のような効果があります:   1. エネルギーの自然な上昇を促進    クンダリーニエネルギーは自然にクラウンチャクラへ向かう傾向があります。呼吸を通じてその流れをサポートすることで、滞りが解消され、上昇がスムーズになります。   2. シヴァとシャクティの統合を助ける    クラウンチャクラは、シヴァ(純粋な意識)とシャクティ(クンダリーニエネルギー)が出会い、統合する場所です。この領域への意識的な誘導は、究極の悟り(サマーディ)を達成する助けとなります。   3. 内的な調和と浄化    クラウンチャクラにエネルギーを集中させることで、上位のチャクラを活性化し、精神的な静けさや平和、全体的なバランスが得られます。   --- 2. 実践時のポイント クラウンチャクラへのエネルギー誘導を安全かつ効果的に行うためのポイントを以下にまとめます。   (1) 段階を踏む - クンダリーニが喉や第三の目のチャクラに滞っている場合、無理にクラウンチャクラへエネルギーを上げようとするのは避けましょう。   - まずは現在活性化しているチャクラを安定させ、その領域での滞りを解消することが重要です(例:喉のチャクラでは「表現」や「真実の自己」を意識する...

クンダリーニ覚醒時に頭や顔の膨張感・エネルギー集中の意味

タントリック・シャイヴィズムでのクンダリーニ覚醒において、頭や顔にエネルギーが集まり、膨張や圧迫感を感じる現象は、霊的成長の一環として起こる自然なプロセスと考えられます。この現象は、エネルギーの流れやチャクラの活性化に深く関係しています。   以下では、この感覚の具体的な意味と、それがクンダリーニ覚醒において何を示しているかを解説します 。  - 1. 頭や顔に集まるエネルギーの背景 クンダリーニが背骨を上昇していく過程で、エネルギーは次々とチャクラを活性化していきます。顔や頭に集中する感覚は、主に以下の2つのチャクラに関連していると考えられます:   1)ヴィシュッダ・チャクラ(喉のチャクラ)    喉の上部に位置するこのチャクラは、表現力や真実を司ります。クンダリーニがこのチャクラを通過する際に、エネルギーが顔や頭に流れ込みやすくなります。   2)アージュニャー・チャクラ(第三の目のチャクラ)    額の中央に位置するこのチャクラは、直感や洞察力、霊的な視野を象徴します。アージュニャー・チャクラが活性化すると、顔全体や頭部に圧力や膨張感を感じることがあります。   --- 2. この感覚のスピリチュアルな意味 頭や顔にエネルギーが集まる感覚は、次のようなスピリチュアルな進展を意味します:   1)エネルギーの浄化    この感覚は、喉や顔にあるエネルギー経路(ナディ)が浄化されていることを示しています。感覚が強いほど、ブロックが解放されている可能性があります。   2)アージュナー・チャクラの活性化    額にエネルギーを感じるのは、第三の目が開き始めている兆候かもしれません。この段階では、直感力が高まり、より深い霊的洞察が得られるようになるでしょう。   3)頭頂部へのエネルギー移行の準備    頭部や顔のエネルギーの集中は、クンダリーニが最終目的地であるサハスラーラ・チャクラ(頭頂部のチャクラ)に向かう途中に起こる一時的な現象であることもあります。   --- 3. 身体的および感覚的な特徴 この段階では、以下のような感覚を伴うことがあります:   - 膨張感や...

クンダリーニ覚醒とアセンションとパニック障害 過呼吸

タントリック・シャイヴィズムにおけるクンダリーニ覚醒と過呼吸やパニック症状の意味   私は、クンダリーニ覚醒が起きて数年後に、過呼吸に人前で話す時に過呼吸になる、という現象が起き、それまでやっていた放送の仕事を続けることができなくなりました。それは結果的には、私の人生を正しい方向に導いてくれました。しかし、その後、10年以上もの間、人前で話すときの過呼吸が起きるかもしれないという恐怖に苛まれ続けてきました。本当に最近、声帯の圧迫は自分で起こしていて、整体の筋肉を緩めると、声も呼吸も楽になることに気がつき、もしかして治ったかも?と感じています。実はこの過呼吸、クンダリーニ覚醒で起きやすいことなのです。 これは、クンダリーニエネルギーが急激に活性化し、肉体的・精神的なシステムが適応しきれない場合に起こる自然な現象とされています。以下では、この現象が持つ意味と、その対処法について説明します。   --- 1. クンダリーニ覚醒と過呼吸・パニックの関係 (1) エネルギーの過剰な活性化 クンダリーニは背骨の下部に眠る強力なエネルギーであり、覚醒が進むにつれ、身体中のエネルギー経路(ナディ)を通って上昇します。しかし、未浄化のチャクラやエネルギーブロックがあると、エネルギーの流れがスムーズに進まず、圧力がかかることがあります。この圧力が過剰になると、次のような身体的反応を引き起こすことがあります:   - 急激な呼吸の変化(過呼吸や息苦しさ)   - 心拍数の上昇 - 胸部の圧迫感 この、エネルギーの、圧力は、本当にそれが起きている自分の体がパンパンになって破裂してしまうのはないかと感じられるような、激しいものとなることもあります。 (2) 感情や潜在意識の解放 クンダリーニ覚醒では、長年抑圧されていた感情や潜在意識のブロックが表面化することがあります。この解放のプロセスが急速に進むと、恐れや不安が増幅され、一時的にパニック障害のような状態になることがあります。   (3) 神経系の過敏化 クンダリーニエネルギーは神経系を刺激します。これにより、身体が通常の刺激に対して過敏に反応し、 ストレスや緊張が増幅される場合があります。   その場所のエネルギーなどに、敏感に反応するが故に、過度の緊張を覚えてしまうという、少し皮...

クンダリーニ覚醒、アセンション の最終段階とは?

タントリック・シャイヴィズムにおいて、クンダリーニの覚醒の最終到達段階は 、シヴァとシャクティの完全な統合 です。これは霊的な悟りや宇宙的な意識の覚醒とも言われ、タントラ哲学では「解脱(モクシャ)」や「完全なる統一意識」に相当します。   ---  1. シヴァとシャクティの統合とは? タントラでは、宇宙はシヴァ(静的な意識)とシャクティ(動的なエネルギー)という2つの側面から成り立つとされます。クンダリーニ覚醒が進むにつれ、シャクティ(個人の内なるエネルギー)が背骨の基底部から上昇し、頭頂部のサハスラーラ・チャクラに到達します。   このとき、頭頂部に宿るシヴァとクンダリーニ(シャクティ)が統合し、「二元性を超えた一元性」の体験が生じます。これは、個人の意識が宇宙意識と一体となり、全てが「一つ」であることを直接体感する状態です。 ---   2. 最終到達段階での体験 この段階では以下のような変容が起こります: - 完全な静寂と至福   心が完全に静まり、深い平安と喜び(アーナンダ)に満たされます。   - 自己と宇宙の一体感   自分と他者、内と外の区別が消え、「私は宇宙そのものである」という感覚が生まれます。 - 時間と空間の超越   時間や空間の制約を超え、永遠の今の中に存在する感覚が得られます。 - 悟り(サマーディ)   この状態は、ヨーガでいう「サマーディ」(深い瞑想状態)の一形態であり、完全なる悟りとも言われます。 --- 3. この段階の意義 クンダリーニの最終到達段階は、単なる個人的な霊的成長の終点ではなく、宇宙の真理を生きることです。この段階に達した人は、自己と他者の区別を超え、日常生活の中でも無条件の愛と調和を体現するようになります。   --- まとめ   タントリック・シャイヴィズムにおけるクンダリーニ覚醒の最終到達段階は 、シヴァとシャクティの統合を通じた悟りの体験 です。この状態では、個人の意識が宇宙意識と一体化し、全てが一つであるという深い真理を直接的に体験します。それは、究極の自由と至福、そして無限の愛の中で生きることを意味します。

クンダリーニ覚醒の段階

タントリック・シャイヴィズムにおけるクンダリーニ覚醒の諸段階 タントリック・シャイヴィズムでは、クンダリーニ覚醒はただのエネルギーの解放ではなく、精神・身体・感覚における深い変容のプロセスです。この覚醒は段階的に進行し、それぞれの段階で特有の体験があります。この記事では、クンダリーニ覚醒の主な段階を、精神状態、身体的感覚、そして霊的成長の観点からわかりやすく解説します。 --- 1. 準備段階:エネルギーの目覚め この段階では、クンダリーニ(シャクティ)がムーラダーラ・チャクラ(背骨の基底部)で活性化し始めます。覚醒そのものはまだ完全には始まっていませんが、以下の変化が見られます。   - 精神状態   - 瞑想や呼吸法への興味が増す。     - 内面的な探求心が強まり、人生の目的について深く考えるようになる。     - 感情が不安定になることもあるが、それはエネルギーの浄化過程の一部。   - 身体的特徴   - 背骨の周りや尾骨付近に温かさやチクチクする感覚。     - 体内エネルギーが動いているような軽い感覚が時折現れる。   - 感覚の変化   - 環境に対する感受性が高まる(音、光、匂いへの敏感さ)。     - インスピレーションや直感が冴える瞬間が増える。   --- 2. 浄化段階:エネルギーの流動 クンダリーニが背骨を上昇し始め、ナディ(エネルギー経路)が浄化される段階です。この段階では、エネルギーの流れを妨げていたブロックが解放され、身体や精神に強い影響を与えます。   - 精神状態   - 過去のトラウマや抑圧された感情が浮かび上がる。     - 強い感情の波(悲しみ、怒り、喜び)が不規則に現れる。     - 瞑想が深まり、心の静寂を感じる瞬間が増える。   - 身体的特徴   - 背骨に沿ったエネルギーの動きを感じる(暖かい波や電気のような感覚)。     - 頭痛、体温の変化、あるいは筋肉のけいれんなど、一時的な身体症状が現れることがある。     - 食事や睡眠の...

耳鳴りのスピリチュアルな説明、クンダリーニ覚醒と音の関係

注  本記事は、霊的かつシャイヴィズムの観点から耳鳴りをとらえるものであり、医学的根拠に基づくものではありません。医学的、治療的な見解を求める方は、医療機関などの専門家にお問い合わせください。 タントリック・シャイヴィズムにおけるクンダリーニ覚醒と高音の耳鳴り   クンダリーニが覚醒すると、「キーン」というような「高い音程の音が耳鳴りのように聞こえる」という現象を体験する人が多くいます。この現象は、タントリック・シャイヴィズムの哲学とエネルギーの仕組みによって説明できます。それは単なる身体的な現象ではなく、クンダリーニ覚醒がもたらす深い霊的な変化と関係しているのです。この記事では、この不思議な音の感覚の意味とその理由についてわかりやすく解説します。 ---  1. 音の霊的な象徴:ナーダとは何か? タントラやヨーガの伝統では、ナーダ(Nada)という概念があります。ナーダは「霊的な音」や「宇宙の音波」を意味し、宇宙の本質を音として捉える哲学的な考え方です。   この教えによれば、宇宙全体は音の振動(スパンダ)によって成り立っています。この宇宙的な音の最も純粋な形が「オーム(AUM)」であり、それは創造、維持、破壊という宇宙のサイクルを象徴します。クンダリーニ覚醒によって私たちの意識が微細な振動に触れるようになると、このナーダを聞き取ることが可能になると言われています。 --- 2. クンダリーニ覚醒と高音の耳鳴りの関係 クンダリーニ覚醒の際に高い音が耳鳴りのように聞こえるのは、以下の理由によります。 --- 1. ナディの浄化と微細なエネルギーの動き クンダリーニが覚醒すると、体内のエネルギー経路であるナディ(Nadi)が活性化され、浄化されます。この浄化のプロセスで、微細なエネルギーがより強く流れるようになり、その動きを音として感知することがあります。特に、背骨を中心としたスシュムナ・ナディをエネルギーが通る際に、振動や高周波の音が「内なる耳」に届くことがあります。   これは、ラジオのチューニングが合わさる瞬間のようなもので、エネルギーが特定の周波数に達することで、内的な音が知覚されるのです。 --- 2. 精妙な意識状態へのシフト クンダリーニの上昇は、私たちの意識を通常の物質的なレベルから、より高次元の霊的なレベルへと引...

クンダリーニが覚醒すると揺れ、振動を感じる理由、覚醒症状、対処法

クンダリーニ覚醒の体験をした人々がよく口にするのが、「体が細かく振動しているように感じた」「世界そのものがエネルギーでできていることを実感した」といった感覚です。この現象は、タントリック・シャイヴィズムの哲学に深く根ざした理由によって説明されています。それは、私たちの存在や宇宙そのものがエネルギーの振動(スパンダ)によって成り立っているという考え方に基づいています 。   --- 1. スパンダの哲学:宇宙の振動する本質 タントリック・シャイヴィズムの中核的な教えの一つが「スパンダ」という概念です。   スパンダとは、「微細な振動」や「脈動」という意味を持ち、宇宙の根本原理を指します。この哲学では、宇宙のあらゆる現象は、静止した意識(シヴァ)と、それを動かすエネルギー(シャクティ)の間に生じる微細な振動によって生み出されるとされています。   つまり、シヴァ(純粋な意識)が完全に静止しているわけではなく、シャクティの力によってその中に微細な動きが生じ、これが宇宙全体の基盤となっています。このスパンダの現象は、私たちの肉体、心、そして周囲の世界のすべてに浸透しているのです。 ---  2. クンダリーニ覚醒と微細な振動 クンダリーニ覚醒は、背骨の根元(ムーラダーラ・チャクラ)に眠っていた潜在的なエネルギーであるクンダリーニ・シャクティが、チャクラを一つずつ上昇していくプロセスです。この覚醒の際に感じる振動は、いくつかの要因によって説明されます: 1. エネルギーの解放と流動    クンダリーニが覚醒すると、通常は眠っていたエネルギーが活性化し、ナディ(エネルギーの通路)を通って体全体に流れます。この流動により、体内のエネルギーフィールドが大きく変化し、その結果として振動や波動を感じるようになります。特に、細胞や神経系がエネルギーの流れを反応として「震える」ように感じることがあります。 2. 微細な意識への目覚め    覚醒したクンダリーニは、意識を微細なレベルまで拡張させます。その結果、これまで気づかなかった身体や世界の振動を知覚できるようになります。これは、まるで高感度のアンテナを手に入れたかのような体験です。 3. シャクティの上昇とスパンダの体感    クンダリーニ...

クンダリーニ覚醒の意味 宇宙の真理、エネルギーと振動と一体化

シヴァとシャクティという言葉を耳にしたことがあるでしょうか?   これらはインドの霊性思想において宇宙の本質を表す二つの極めて重要な考え方並びにエネルギーです。エネルギーというのは、それは単なる観念ではなく、実際にエネルギーであるからです。シヴァは純粋な意識、静寂、永遠なる存在そのものを象徴し、一方のシャクティはその意識を動かす力、変化や創造のエネルギーを表します。この二つのエネルギーの関係を深く理解することで、タントリック・シャイヴィズム(タントラ的シヴァ教)におけるクンダリーニ覚醒の意味が見えてきます。 --- シヴァとシャクティの基本的な関係   タントラの哲学では、シヴァとシャクティは分離していない一つの存在と考えられています。シヴァが意識の静止した側面だとすれば、シャクティはその意識が躍動し、宇宙を形成する力です。この二つが調和することで、宇宙や私たちの存在が成立しています。簡単に言えば、シヴァは「存在」、シャクティは「動き」です。 例えるなら、シヴァは静かな湖面のようなものです。それに風が吹き込むと波が生まれますが、その風の役割を果たすのがシャクティです。このシヴァとシャクティの結びつきは、すべての生命と現象の根底にあるダイナミズムを象徴しています。 --- クンダリーニとは?   シャクティの中でも特に重要なのが、クンダリーニ・シャクティと呼ばれるエネルギーです。タントラの教えでは、このクンダリーニは人間の体内に潜在的な形で眠っており、背骨の付け根にあるムーラダーラ・チャクラ(第一チャクラ)にとぐろを巻く蛇として象徴されています。このエネルギーは、普段の生活では眠ったままですが、特定の修行や瞑想、呼吸法などを通じて目覚めさせることができるとされています。蛇として表されるのは、タントリックの教えでは、ビジュアライゼーション、視覚化して意識することでそこに働きかけ、促すことができると見ているからです。 --- クンダリーニ覚醒の意味   クンダリーニ覚醒とは、この潜在的なシャクティのエネルギーが活性化し、ムーラダーラ・チャクラから背骨を通じて頭頂部のサハスラーラ・チャクラ(第七チャクラ)まで上昇することを意味します。この過程で、クンダリーニは身体と心、魂を浄化し、その人を高次の意識状態へと導きます。 ここで重要なのが、...

クンダリーニは「意識」であり「独自の意志を持つ」とは?

  クンダリーニを単なるエネルギーと考える人もいますが、それは誤解です。クンダリーニはエネルギーであると同時に、「意識」であり、「独自の意志を持つ存在」でもあります。この観点は、クンダリーニ覚醒の本質を理解する鍵となります。では、これが何を意味し、私たちの魂や人生とどう関わるのかを見ていきましょう。 クンダリーニは自己の一部でありながら超越的な存在 クンダリーニは、あなた自身の魂と深く結びついていますが、同時に宇宙全体とつながっている普遍的な意識の一部でもあります。そのため、クンダリーニは「自分自身」でありながら、「自分を超えた何か」でもあるのです。この意識は、ただ眠ったままの力ではなく、自らの目覚めを通じてあなたを進化させようとする「意志」を持っています。 クンダリーニの意志とは? クンダリーニが目覚めるとき、その意志は一貫しています。それは、 「あなたを本来の自己に目覚めさせる」 ことです。このプロセスでは、以下のような変容が起こります: 魂の進化 クンダリーニは、自己の中に潜んでいた本質的な課題や未解決の感情を表面化させます。これにより、私たちは自分の弱さ、影の部分、そして真の力に気づくことができます。その影の部分と向き合うことで、ホーリスティックな、全体としての自分に目覚めることができるのです。人は多くの場合自分の影の部分やトラウマから目を背けますが、魂が進化するには、影の部分に気づき、見つめ、取り込み、そして受け入れることが必要なのです エゴの崩壊 クンダリーニの意志は、私たちのエゴや、これまでの社会的条件づけによって形成された虚像を解体します。この崩壊は一時的に苦痛を伴いますが、それが本当の自由と統合への第一歩です。 宇宙との統合 クンダリーニは、私たちが「個」の存在を超えて、宇宙と一体であることを理解させます。この過程で、愛や光、そして普遍的な善に基づいた生き方へと導かれます。 クンダリーニはなぜ「意志」を持つのか? クンダリーニが独自の意志を持つ理由は、それが単なるエネルギーではなく、「生命そのもの」の動的な力であるためです。生命はランダムなものではなく、常に秩序と調和を求めます。クンダリーニの意志は、その秩序に基づき、私たちを内側から変容させようとする働きなのです。 クンダリーニ覚醒は個人的な旅 ...

クンダリーニ覚醒の条件は心と魂の成熟

クンダリーニは、身体的な技やトレーニングといった、表面的かつ物理的な努力で目覚めるものではありません。もちろん、より進行させる助けにはなりますが、「クンダリーニ・ヨガ」などを通じ、覚醒を物理的にトリガーできると誤解している人も多いですが、クンダリーニは単なるエクササイズや技術で引き起こせるようなものではないのです。それは、魂の成熟、自己との深い向き合い、本質への探求が鍵となるのです。 自己との向き合いと業の浄化 一方で、クンダリーニは、ただ静かに引きこもって瞑想にふけるような孤立した生活を送る人に訪れるものではありません。それどころか、生を謳歌し、現実の苦しみや悲しみ、暗い感情に触れ、それらを経験した上での自己反省と内省が求められます。怒り、嫉妬、執着などの人間的な感情に苦しみ、それを乗り越え、最終的には「手放す」成熟した魂こそがクンダリーニ覚醒への道を切り開くのです。 愛と崩壊、そして再生 クンダリーニ覚醒は、自己の愛から始まり、他者への愛、さらにはエゴを超越した無条件の愛へと進むプロセスです。この過程で、これまでの、育ってきた過程で、社会や家族や学校によって構築された表面的なアイデンティティが崩壊し、新たな自分が再生します。この崩壊と再生のエネルギー、それを可能にする意志こそがクンダリーニの本質です。 クンダリーニ覚醒後から本当に始まる人間としての成長 また、クンダリーニが覚醒したからといって、すぐに完全無欠な聖人になれるわけではありません。むしろ、スタート地点に立ったに過ぎないのです。私たちはなおも肉体を持ち、この三次元の世界に生きています。しかし、クンダリーニの導きにより、身体や精神が徐々に変化し、より良い方向へと成長を促されます。もし人を蔑ろにしたり、怒りや嫉妬に支配されたりすると、クンダリーニのエネルギーと身体が齟齬をきたし、不調が現れることがあります。 クンダリーニは逃れるものではなく、受け入れるもの クンダリーニ覚醒とは、魂の成熟によって訪れる恩寵であり、一度目覚めれば、それから逃れる必要もありません。それは私たちをより良き方向、善なる方向へと導く力だからです。覚醒は、宇宙とつながる私たちの本来の使命を思い出し、この世界に愛と光をもたらす存在として生きるための道なのです。 自分の魂と本質に向き合い、成長し続ける勇気を持ち続けましょう...

クンダリーニを覚醒させるために必要なこと: 気づき・意識すること

  クンダリーニは、この宇宙の全ての可能性を含むエネルギーで、意識そのものを支える根源的な力です。それは単なる体内のエネルギーではなく、存在するすべてを動かす普遍的な知性の表れとされています。 クンダリーニと気づきの関係 クンダリーニは意識のエネルギー クンダリーニと気づきは深く結びついています。人生と、この世界における微細なエネルギーの振動に気づくこと、より深いレベルで世界と自分を感じること=Awareness=気づき、はクンダリーニの現れであり、クンダリーニが目覚めることで、より深く洗練された意識状態へと人を導きます。 自己への目覚め クンダリーニの覚醒は、自分自身の奥深くを探るプロセスです。この旅路は、生命のすべてがつながっていることを体感し、自分が個としての存在を超えて、全てと繋がっているという真の本質に気づくことへとつながります。 気づきがプロセスを導く クンダリーニは変容を促す力ですが、それを導くのは気づきです。気づきは、クンダリーニがもたらすエネルギーや意識の変化を観察し、それを統合し、調和させる役割を果たします。この2つの間には動的な関係があり、クンダリーニが目覚めのプロセスを推進し、気づきがそれを理解と安定へと導きます。 クンダリーニとは何か? クンダリーニは生命そのものを生み出す創造的な力であり、すべての人の中に存在しています。それは眠れるエネルギーであると同時に、目覚めると深い変容を可能にする力でもあります。クンダリーニは単なる神秘的な現象や抽象的な概念ではなく、人間の経験に内在するものであり、意識の普遍的な源につながる道筋を提供します。 まとめ クンダリーニは有限と無限をつなぐ橋のようなものです。その覚醒は霊的な進化の自然な一部であり、気づきを通じて自分自身と存在全体=宇宙の本質をより完全に理解する道を開きます。このプロセスに身を任せることで、私たちはより深い意識の領域に入り、本来の自分を取り戻すことができるでしょう。

めまいや頭痛、耳鳴りがクンダリーニの覚醒と関係がある可能性について  霊的覚醒とアセンションの一側面

Disclaimer・注意書き: このブログは、眩暈や耳鳴りについて医療的アドバイスを提供するものではありません。内容はタントリック・シャイヴィズムにおける霊的視点から、クンダリーニ覚醒や霊的成長に興味がある方へ向けた情報です。医療的サポートが必要な場合は、必ず医療機関にご相談ください。 ーーーー 最近、めまいや耳鳴り、さらには地面が揺れるような感覚を訴える人が増えていると感じます。これらはメニエール病と診断されることもありますが、一部の人にとっては霊的覚醒、特に クンダリーニ覚醒 の一環である可能性もあります。 クンダリーニ覚醒とその体験 クンダリーニは、スピリチュアルなエネルギーが体内で目覚める現象で、螺旋状に上昇して脊髄に沿ってチャクラの詰まりを解放していくとされています。このエネルギーはしばしば以下のような体験を伴います。 自発的な体の動き(クリヤ) クンダリーニが目覚めると、体が自発的に動き出すことがあります。これは「クリヤ」と呼ばれる現象で、体がエネルギーの流れに応じて自然に反応している状態です。座ったままでも、立ち上がったり、腕が振られたりすることがあります。 螺旋状のエネルギーの上昇 クンダリーニは、尾てい骨のあたりから始まり、螺旋状に上昇します。このエネルギーの流れは、まるで体の中を時計回りに回るような感覚を引き起こし、めまいや乗り物酔いに似た症状を伴うこともあります。 振動や地震のような感覚 地面が揺れる、または体が常に揺れているような感覚も、覚醒の一部と考えられます。これらの感覚は、エネルギーが安定するまで続くことがあります。また安定しても、定位的に戻ってきたり、強くなったりすることもあります。 耳鳴りと高周波音 耳の中で「キーン」という高周波音が鳴る場合があります。これは、より高次の次元からのメッセージやエネルギーの調整と捉えることができます。 体験との向き合い方 これらの現象は、最初は混乱や恐怖を伴うかもしれません。しかし、以下の方法で乗り越えることができます。 動きに身を委ねる クリヤが起きたときは、無理に抑えようとせず、体の動きに寄り添いましょう。エネルギーが流れる自然な道を尊重することで、心身の負担を軽減できます。 静かな環境を作る 耳鳴りが気になる場合は、瞑想や深呼吸を通じて心を落ち着けましょう。また、音そのものをエネルギーの一部と...

クンダリーニ上昇とは何か クンダリーニとは意識そのものであり、意志を持っている

タントリック・シャイヴィズムにおける「クンダリーニの覚醒」は、深い精神的目覚めと変容を意味する重要な概念です。クンダリーニは単なるエネルギー現象ではなく、独自の知性と方向性を持つ意識そのもの。よく「背骨の根元に眠る蛇」として表現されるクンダリーニエネルギーは、私たちを最良の自分へと導く使命を帯びています。 クンダリーニが目覚めるとき、その体験は非常に劇的で、時には圧倒されるように感じることもあります。人生が大きく変化する可能性があり、混乱や葛藤を引き起こすこともありますが、その過程で人生に必要な変化への深い理解が芽生えます。この覚醒のプロセスには、師や導師が必ずしも必要ではありません。クンダリーニは、私たちの内なる道と目的を本能的に理解し、すべてを適切なタイミングで導いてくれます。 「体験があまりにも過酷になったらどうしよう」と不安に思うかもしれませんが、クンダリーニは私たちが乗り越えられる課題しか与えません。あなたには、この旅を進むための必要な力が備わっています。そのため、大切なのはこのエネルギーと共に「流れる」ことです。まずは善意ある行動を心がけ、自分の感情や内面を意識的に観察することから始めましょう。嫉妬や怒り、憎しみなどの感情が湧いたとき、それを否定するのではなく、受け入れて向き合うことが変容の鍵となります。 この意識的な観察を通じて、人間の本能や業を超越し、より高い自己へと進化する道が開けます。クンダリーニ覚醒の旅は、自己成長と精神的進化の貴重なチャンスです。このプロセスを信じ、内なる導きに身を委ねながら、変容の瞬間を迎えましょう。 あなたの最高の姿に向かうこの旅路を、大いなる信頼と共に楽しんでください。

クンダリーニが求めてもいないに突然目覚める時 宇宙の恩寵 Grace

私は、2009年に突然クンダリーニが覚醒した時、クンダリーニついてはまったく無知でした。ただ、アシュタンガヨガはかなり突き詰めてやっていたことと、アシュタンガとプラーナ ヤーマの呼吸法を独自に組み合わせたボイストレーニングと、極端な栄養制限による体重減少と、人生の大きな岐路に立つこと、ダライ・ラマやオノ・ヨーコさんなどの、世界的なスピリチュアルリーダーと、一対一で話す機会に立て続けに恵まれたことが重なった時に目覚めました。こちらの、ブログに訪れら方は、意図せず目覚めるタイプの人が多そうなので、それが何を意味するかをこちらにまとめました。 タントリック・シャイヴィズムでは、クンダリーニの目覚めが突然起こることも「神聖な出来事」として捉えます。このような予期せぬ覚醒は、過去の霊的な努力やカルマ、あるいは「神の恩寵(アヌグラハ)Grace」によるものと考えられます。 1. 突然の覚醒はなぜ起こるのか? 修行や意識的な努力がなくてもクンダリーニが目覚める場合、それは以下の理由が考えられます:   - 過去世の霊的努力:以前の人生で行った修行が現在の覚醒につながる。   - カルマの成熟:その人が変容を受け入れる準備ができている状態。   - 神の恩寵:シヴァやシャクティ、またはグル(霊的指導者)の祝福によるもの。 これは、宇宙の意志がその人を霊的成長へ導いている証とされています。 2. 突然のクンダリーニ覚醒で起こること  クンダリーニが突然目覚めた場合、以下のような体験をすることがあります:   - 身体的な感覚:背骨を通るエネルギーの流れや体の熱感、ジェットコースターが急降下する時に感じるふわっとした感覚に近いものがあります。またKriyaクリヤという、自然発生する体の動きなどがあります、くわしくは こちらの記事 をご覧ください。 - 感情の変化:強烈な喜びや愛、時には不安や悲しみの高まり。   - 霊的な気づき:宇宙や自分との一体感、深い洞察が訪れる。   これらの体験は祝福のように感じられる一方で、混乱や不安を伴う場合もありますし、かなりきつい時もあり、過去の投稿で書いておりますが、くわしくは こちらの記事 をご覧ください。 3. 困難さとバランスの必要性 突然の覚醒はエネルギーや意識の変化が急激で...

クンダリーニとは何か? 宇宙と一体化し、最善の自分になる道

クンダリーニは、タントリック・シャイヴィズムにおける重要な概念で、私たちの中に眠る神聖なエネルギーのことを指します。このエネルギーは、潜在的な形で体内に存在しており、目覚めることで深い意識の変容や霊的な成長をもたらします。ここでは、クンダリーにについて簡単にわかりやすく説明します。 1. クンダリーにの本質 クンダリ―には「蛇(ヘビ)」にたとえられることが多く、通常は私たちの尾骨の近く、脊椎の基底、ベース(ムーラダーラ)チャクラのところにとぐろをまいて眠っていると考えられています。このエネルギーは、シヴァ(純粋な意識=宇宙そのもの)とシャクティ(創造的なエネルギー)の象徴であり、目覚めることで私たちの霊的な可能性を開花させます。 2. どこにあるの? クンダリーニは、脊椎の基底にある「ムーラダーラ・チャクラ」というエネルギーセンターに眠っています。チャクラとは、体内のエネルギーが流れるポイントで、クンダリーニが上昇するときにこれらのポイントを通過していきます。 3. クンダリーニが目覚めるとは? クンダリーニが目覚めるというのは、この潜在的なエネルギーが脊椎を通じて上昇し、頭頂部にあるクラウンチャクラ、「サハスラーラ・チャクラ」に到達することを指します(たとえば仏陀の頭頂部が突き出ているのは、髪の毛が御団子になっているからではなく、このクラウンチャクラまでクンダリーニが突き抜けて目覚めた魂であるということを示しているといわれています) この、クンダリーニの目覚めは深い霊的変容の始まりとされています。体の尾骨付近に眠る神聖なエネルギー「クンダリーニ」が、脊椎を通るエネルギーの通路(スシュムナ管)を上昇し、頭頂部の「サハスラーラ・チャクラ」で純粋な意識であるシヴァと一体化するプロセスです。どんなことがおきるのでしょうか。 1. チャクラの活性化 クンダリーニが目覚めると、エネルギーがチャクラ(エネルギーセンター)を通過し、それぞれが活性化されます。   - 下位のチャクラ:生存、本能、個人の力などのテーマを浄化。   - ハートチャクラ:愛や思いやりの感覚が深まる。   - 上位のチャクラ:直感や霊的な洞察が開花する。   これにより、心身が調和し、内面的な変容が進みます。 2. 意識の拡大 クンダリーニの上昇は意識の大きな変化をも...

タントリック・シャイヴィズムとは クンダリーニの叡智

一つ前の記事でタントリック・シャイヴィズムについて触れたのと、日本語ではあまり簡単にまとめている情報が無いみたいなので、改めてこちらでご説明します。 タントリック・シャイヴィズムは、ヒンドゥー教の中でも特にシヴァ神を最高存在とし、神聖な意識とつながる方法を探求する霊的な伝統です。この教えは古代インドで生まれ、特にカシミール地方で発展した「カシミール・シャイヴィズム」という独自の形で知られています。 1. 基本的な考え方 この世界に存在するすべてのものは、シヴァ神(究極の現実、または神聖な意識)の現れであるという考え方が基本です。つまり、神聖な存在は世界から切り離されたものではなく、私たちを含めたすべての中に宿っているという考え方。 2. タントラとは? 「タントラ」とは、神聖な意識を体験するための技法や実践、教えを指します。具体的には、以下のような方法が含まれます:   - 瞑想   - マントラ(神聖な音や言葉)   - 儀式   - ビジュアライゼーション(イメージを思い描くこと)   これらの実践を通じて、内なる神聖な意識を目覚めさせます。 3. 最終的な目的 タントリック・シャイヴィズムの目的は「自己実現」です。つまり、自分とシヴァ神=宇宙が一体であることを理解し体験することです。個人としての限界を超え、自分自身の無限性を発見する道です。 4. 独自の視点* 多くの霊的な道が「この世を捨てること」を重視するのに対し、タントリック・シャイヴィズムは「この世を受け入れること」を大切にします。日常生活の中のあらゆる経験を、神聖な存在とつながるチャンスと捉えます。 5. 宇宙観と哲学 タントリック・シャイヴィズムでは、宇宙はシヴァ神の創造的なエネルギー「シャクティ」によって生まれると考えます。シヴァ(純粋な意識)とシャクティ(創造的なエネルギー)の相互作用が、すべての存在を生み出し支えています。 まとめ タントリック・シャイヴィズムは、「すべてのものに神聖な存在を見る」という視点を持ち、実践を通じてその気づきを深める道です。人生そのものを霊的な旅と捉え、日常の中で神聖な意識とつながるための方法を教えてくれる伝統です。

クンダリーニ ー覚醒がだいぶ一般的になってきたことに気がついて思うこと

  こちらのブログほど気まぐれに更新されるブログもあまりないかと思いますが、それでも定期的にのぞいてくださり、励みにしてくださる方がいらっしゃると言うことを、時折いただくコメントで知ると、とても嬉しく、かつ、いろいろな想いが浮かびます。 私は、 2009 年の秋ごろに、クンダリーニが覚醒したことによって、目覚め、あるいはアセンションの旅路の始まりを体験しました。 その体験を一度はブログに書き綴ってみました。一時はかなりアクセスがあって、頑張っていたのですが、その後自分の人生が大きく変わったこともあり、 2009 年に始まったクンダリーニの覚醒がある程度治ったように感じられたので、そのブログは閉鎖。 しかし、娘を出産してからちょっと経って、クンダリーニが完全に上昇して、クラウンチャクラまでを突き抜ける体験があり、また新たなステージに入ったことから、グログを異なる名前で再開。 ブログを一旦やめたのも、私の体験が、やはりぶっ飛んでいるというか、「普通」の人からすれば、「おかしな」体験だと思われるようなものだという意識があったと思います。 2009 年ごろも、そして再開した後も、クンダリーニ、と検索しても、そもそも 2009 年ごろは Youtube が今ほど盛んではなくて、技術の環境も今とは大きく違っていたし、ネットで手に入る情報も、アメリカのヨガの求道者たちや、ニューエイジの頃から続いている一部の特殊な心理学の派閥の人たちのとても学術的なものばかりでした。 それを私なりに解釈して、日本で私のような体験をする人たちに、少しでも「あなたはおかしくなったわけではない」という安心感と、情報と、何らかの救いの手助けになれば、と言う想いでやっていました。 ところが不思議なことから、最近、かつてよく検索していたようなワードの動画が、私の Youtube に登場するようになって、 Kundalini が、かつてより比べ物にならないくらいに一般的になっていて、たくさんの動画がアップロードされていることに気がついたのです。 その不思議なこと、と言うのがアメリカの大統領選挙なのです。私はアメリカで生まれ、アメリカで育ってもいるので、とても気になった大統領選挙。結果が出るまでは、リベラル派のコメディアンの動画や、ハリス陣営のショート動画などが面白くって、消費しまくっていました。ところが...