2025年:風の時代が本格化する年
2025年は、占星術的にも社会的にも「風の時代」が真に始動する象徴的な年です。2024年11月20日に冥王星が水瓶座に再び移動しました。この動きが示すのは、古い時代の価値観が完全に手放され、新しい時代のエネルギーが前面に出てくることです。以下に、2025年がどのような年になるかを具体的に見ていきましょう。
世界の政情と「風の時代」の流れ
2025年には、世界の主要国で大きな政治的変化が予想されています。
- 韓国では尹政権が弱体化
- アメリカでは、トランプ政権が復帰
- フランスではバルニエ政権が不信任案可決で事実上の行政トップ不在状態
- ドイツでは政情不安が続き、これまでの安定した体制が揺らぎ始めています。
これらの変化は、古い時代の「権威」や「力」が再定義されていることを意味します。かつては武力や財力、土地といった「目に見えるもの」に基づいていた力が、これからはクリエイティビティ、コミュニケーション、そして人と人とのつながりへとシフトしています。これはまさに、風の時代が象徴する変化です。
ポピュリズムの潮流(例:トランプ、フランスのルペン、日本での自民党の衆院選敗北など)をどう見るのか、というところが気になりますね。一見伝統的で、保守的な価値観を押し出している側面が強いように見えますが、実はSNSにおける繋がりが生み出す潮流であるところが多く、大手既存メディアが捕捉しきれないところで大きくなり、「国民の感情に訴えかけ、草の根で、自然発生的」な動きであるという共通点があります。これもまた風の時代の特徴であり、個人がどれだけ共感を得られるかが、影響力のカギとなっていることを示しています。
冥王星、水瓶座、そしてアメリカの転換
冥王星が水瓶座に入ることは、これまでお伝えしているように、特にアメリカにとって象徴的な意味を持ちます。Locational astrology(場所に基づく占星術)の視点から見ると、アメリカに冥王星が戻るタイミングは歴史的な転換点と一致しています。
- 建国期(1776年):アメリカが独立国家として誕生。
- 南北戦争(1860年代):奴隷制と国家の方向性を巡る大きな分裂。
- 第二次世界大戦(1940年代):世界のリーダーとしての地位を確立。
2025年の冥王星回帰は、アメリカが再びアイデンティティを見直す時期にあることを示しています。トランプの再選も、分裂と再統合というテーマを象徴しており、国民一人ひとりが新しい形での「つながり」を模索する時期と言えるでしょう。
風の時代を生き抜くヒント
これからの時代、個人がより良く生きるためには、次のような心構えが大切になります:
- つながりを大切にする:職場や家庭、コミュニティでのコミュニケーションを深める。
- 柔軟性を持つ:古い価値観に固執せず、新しい考え方や技術を積極的に取り入れる。
- クリエイティビティを発揮する:自分のアイデアや才能を活かし、新しい価値を生み出すことを意識する。
- 地球規模の視点を持つ:気候変動や社会問題に向き合い、「私たちは皆つながっている」という感覚を育てる。
2025年は、混乱の中に新しい可能性が芽生える年です。「風の時代」のエネルギーを感じながら、過去の重荷を手放し、未来へと軽やかに進む準備を始めましょう。大切なのは、自分自身と他者とのつながりを深めること。その先に、新しい生き方が見えてくるはずです。
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