アメリカ合衆国と、風の時代、水瓶座の時代においてカギとなる惑星の冥王星の間には深い関係があります。
冥王星の発見とアメリカ建国
-
冥王星の発見
冥王星は1930年に発見されました。この年は、アメリカを含む世界が大恐慌に直面し、大規模な経済的・社会的変革が進行していた時期でもあります。冥王星の象徴である「破壊と再生」が、ちょうど世界的な不安定さと新しい秩序の模索と一致しています。この大恐慌を経て、フランクリン・ルーズベルト大統領が「大きな政府」を標榜し、また世界の警察、としてのアメリカの大国主義への萌芽が生まれました。それは同時に、第一次世界大戦に負けて、債務に苦しんでいたドイツでヒトラーが生まれるタイミングでもありました -
アメリカ建国(1776年)
アメリカ建国(独立宣言)は、冥王星が山羊座の終盤を通過していた時期に起こりました。この時期は、古い権威(イギリスの支配)から独立し、新しい価値観(自由と民主主義)を構築するプロセスでした。
占星術的な関連性
-
冥王星回帰と建国
冥王星が約248年の周期で黄道を一周することから、アメリカは2022~2025年頃に初めての冥王星回帰を迎えています。これは、1776年の建国以来初めて冥王星が同じ位置(水瓶座近辺)に戻ってきたことを意味します。このことから、2025年にアメリカでは「建国以来のリセット」的な、大きな変化が起こると、占星術的観点から言われています。 -
アメリカと冥王星のつながり
アメリカが建国された時(1776年7月4日)に、冥王星が黄道帯上で占めていた位置から、アメリカを象徴する星が冥王星です。占星術では、特定の出来事や国の「誕生」の瞬間に基づいてホロスコープ(天体配置図)を作成しますが、アメリカ建国時の冥王星の位置は「アメリカの魂」や「運命」を象徴すると見なされます。
その位置に天体(冥王星)が戻る周期(冥王星回帰)は約248年に一度起こり、深い変容や再生のプロセスをもたらすとされています。この「回帰」は、国家や組織が根本的な変化を迎える時期と解釈され、アメリカの場合は冥王星回帰が2022年頃から始まり、2025年頃まで続くと考えられています。これにより、アメリカが過去のパターンを見直し、再生や大きな変革を経験する時期がまさに今だと考えられています。
-
冥王星の発見と歴史的出来事
冥王星が発見された1930年は、大恐慌の最中で、資本主義のあり方が根本から問われた時期でした。また、その後の第二次世界大戦への流れも、既存の世界秩序が崩壊し、新しい枠組みが作られるきっかけとなりました。
冥王星、アメリカ建国、そして風の時代
風の時代(水瓶座の時代)が本格的に始動しつつある中で、冥王星回帰は次のような意味を持つと考えられます:
-
古いシステムの終焉
冥王星は破壊と再生を司る天体であり、アメリカが長年支配してきた「覇権的リーダーシップ」や「資本主義の極端な形態」が変化を迫られる可能性があります。 -
新しい秩序の模索
風の時代では、権威主義ではなく、コミュニケーションやつながりが中心となります。アメリカもこの新しい潮流に適応し、より多極的で協力的なリーダーシップへと進む必要があるでしょう。 -
グローバルな再構築
冥王星回帰と風の時代のエネルギーが重なることで、アメリカのみならず世界全体が、地球規模の課題に取り組むための新しい方法を模索する時期となる可能性があります。
コメント
コメントを投稿